総務委員会に付託された陳情に、「共謀罪」法案に反対する意見書を求めるものがありました。
委員は8人ですが、
○採択 3人=杉村 目黒 村崎
✖︎不採択 3人=佐藤 遠田 高津
欠席 1人 =横田
で可否同数のため委員長採決となり、
村木委員長が✖︎で不採択となりました。
自民党公明党の不採択(国の法案に賛成)の理由は、オリンピックもあるのでテロ対策が必要だからというもの。
しかし、テロ防止法案と名前を変えても、これは過去に三度も廃案になった、共謀罪法案の焼き直しだ。不採択を主張した議員は、この法案の背景に何があるのかご存じないのだろう。
映画「スノーデン」をぜひ!
仮にテロリストがいるとすれば、日常の中に潜んで生活をしているだろう。当局がテロリストを取り締まろうとすれば、日常を監視しなければならない。テロリストを初めから特定できないから、監視の対象はすべての人にならざるを得ない。結果として、すべての人のメール、電話、ブログなどが検索の対象とされることになる。
「スノーデンは2009年から2年間、日本の米空軍横田基地内のNSAで勤務していた」
(その当時は民主党政権)
「NSAは日本国民の監視について協力を求めるが、日本側は「法律に反するから」と断った。その結果、NSAは日本の監視をあきらめるのではなく、さらに侵害的、一方的な監視に踏み込んだ。」
「当時の日本政府は国民監視が国内法に違反することを理由にNSAへの協力を断ったが、その法律による規制はいまや次々と取り払われ、政府による盗聴と盗撮と国民監視は合法化の一途をたどっている。
共謀罪が私たちにとってのこれまでの法の守りを、一気に突き崩すものであることはもはや論を待たない。」
共謀罪の狙いはテロ対策ではない! スノーデンの警告に耳を傾けよ
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50957
スノーデンの警告「僕は日本のみなさんを本気で心配しています」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49507