「府中駅南口再開発に復興予算が使われていた？」件につき、
詳細がわかってきました。
この件は、６日の夜のフジテレビの番組で報道されましたが、
まず朝日新聞の朝刊で記事となり、テレビが取材に来たようです。
市の担当部長に確認したところ、２３年度、２４年度の再開発予算には
復興予算は入っていないということを東京都から確認した、とのことです。
２３年度はまさに予算審議の最中に３・１１の地震が起きたのですから、
その年の予算に復興予算が入るわけはありません。
２４年度の予算書を見ると国からの関係補助金は、５５０万円だけです。
市が言うように、復興予算は入っていないことに間違いないでしょう。
つまりは、朝日新聞の記者の間違いであり、
それを確認もせずにフジテレビが取材したということでしょう。
ただし、まさに今、２５年度予算が編成中です。
再開発は来年度中に解体が始まる予定になっているので
再開発の予算が大きく組まれることになるでしょう。
補助金も５５０万円というようなものではなくなります。
どんな補助金を充当するかはこれからの話になりますが、
補助金のメニューを調べてみると、気になるのがありました。
「防災・省エネまちづくり緊急促進事業」
http://www.kkr.mlit.go.jp/kensei/town/bousai/index.html
この補助金は、おそらく復興予算の関連でしょう。
市が検討していた可能性も充分に考えられます。
その辺の候補リストか何かを朝日の記者が見たのかもしれません。
いずれにしても、復興予算のいい加減さが明るみになった以上、
市も慎重になって、このような補助金に手を付けないとは思いますが、
もし問題が明るみになっていなければ、復興予算と知りながら
再開発に使っていた可能性は否定できません。
それは、『市税増税条例 』への対応から推測することができます。