長崎市・犬の多頭飼育崩壊によるお願い | 杉本彩オフィシャルブログ 杉本彩のBeauty ブログ Powered by Ameba

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長崎市で犬の多頭飼育崩壊がありました。

 

マルチーズ50頭です。

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 現在は、市のセンターに全頭、一時的に収容されています。

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 長崎ライフオブアニマルさんが、行政と連携しながら、


なんとか助けたいと奮闘されています。

 
物資や医療費のご協力を呼びかけておられますので、


長崎ライフオブアニマルさんのFacebookとBlogをご覧ください!

 

Facebook

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbi

 

Blog

http://ameblo.jp/life-of-animal/entry-1222567839


さて、今回の崩壊現場ですが、聞くところによると、


6年前から行政指導が入っていて、長崎ライフオブアニマルさんも、


飼い主への説得を続けてきたようです。

 

しかし、高齢の親に世話をさせていた娘は、まったく聞く耳をもたず、


立ち入りも拒否。

 

不妊手術は可哀想、子孫を残したい、と身勝手な理由で、

 

娘は世話を親に押し付けて起こった悲劇でした。

世話と言えるようなものではないにしろ、

今回、世話を押しつけられていた高齢の親が、健康上の問題なのか、


施設に入ることになり、

 

ようやく立ち入ることができた、ということです。

犬たちの状態の悪さに胸が痛みます。


どれほどつらかったことでしょう。

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全国各地で、猫の多頭飼育崩壊が発生していますが、

報道に取り上げられるのは氷山の一角。


本当に次から次へとすごい勢いで崩壊という最悪の事態を招いています。


ペット販売の供給側の問題だけでなく、このように飼う側の問題も深刻です。


このような過剰多頭飼育者をアニマルホーダーと言いますが、


動物が病気になっていても放置、悪臭を放っていても不衛生でも、

その異常性に本人は問題を自覚していない、


という精神疾患の一種であることが多いのです。

ですから、本来は、専門家を交えた説得とフォローやケアが必要です。

 
そうでないと、同じことを繰り返してしまう可能性があるからです。


このように、飼い主が適切な判断能力を失っている状態であっても、

動物をモノとして定義しているこの国では、所有権の壁が厚く、

 
救わなければならない状況においても、救うことができない、

という本当に悔しい思いを強いられているのです。


動物を命として法律上も定義づけ、所有権の行使などさせず、

 

行政側に立ち入りの権限を与えてもらえれば、

 

こんな最悪の事態を招く前に、ある程度食い止めることができたわけです。

とにかく、法律と制度の未熟さゆえに、事態が悪化していることは明白な事実です。 


 このような対応や対策は、各自治体に委ねられているわけですから、


 自治体が適切に動けるよう、次回の動愛法改正には、


このような問題も視野に入れ、根本的な改善をしていただきたいと切に願います。