生きとし生けるものに やさしい五輪を! 遠藤大臣への陳情 | 杉本彩オフィシャルブログ 杉本彩のBeauty ブログ Powered by Ameba

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Evaは、一昨日の望月環境大臣への陳情に引き続き、
五輪担当相の遠藤大臣に陳情にあがりました。

望月環境大臣への陳情
http://www.eva.or.jp/kankyosho1508

あらゆる面で世界から注目を浴びるオリンピック・パラリンピック!

世界の厳しい視線が向けられるとき、

健常者と障がい者の共生だけでなく、

人間社会の中でもっとも弱い存在である、動物との共生も問われるはずです。

過去のオリンピック・パラリンピックや、サッカーの国際試合において

開催国の動物たちがたくさん犠牲になってきました。


2014年 ソチオリンピックでは、

野良犬を「生きたゴミ」と呼び、開幕前に2,000匹も毒殺により駆除されました。

日本のメディアは、こういうネガティブな面は一切報道しないですが、

海外では実に多くのメディアがニュースで取り上げ問題視されていました。

「ソチ五輪ボイコット」ポスターが拡散したほどです。


一方、五輪アメリカチームの選手が、
駆除される野犬の引き取りを次々に希望し、

数匹の犬たちと共に帰国した様子は心を打ちました。

ニュース記事(英文)
http://www.washingtonpost.com/news/olympics/wp/2014/02/18/lindsey-jacobellis-is-bringing-a-stray-dog-home/


動物保護団体は、
「駆除に費やすお金があるなら、野犬の保護施設に使うべきだ」

と、ソチ市を批判!


2008年 北京オリンピックでは、

北京をきれいな街にするために、道端の野良犬たちが外観を悪くすると考え、

一匹でも犬が目に留まれば、それが飼い犬であろうが野良犬であろうが駆除しました。

また20万匹もの野良猫も駆除対象になったのです。

北京の愛犬家たちは、
もっと人道的な方法で野良犬問題を解決するよう呼びかけましたが、

政府はこの声を聞き入れませんでした。

この映像を見たポール・マッカートニーは、中国製品の不買と北京五輪ボイコットを呼びかけました。

BBCニュース URL(英文)
http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/4476664.stm


2012年 サッカーのヨーロッパ選手権にてウクライナでは、

野良犬・野良猫を一斉に駆除したという問題もありました。

毒殺または、焼却する車に放り込まれ、生きたまま焼かれたものもいました。


2018年の韓国ピョンチャンオリンピックでは、

韓国の犬食について、1988年のソウル五輪の際に、

欧米諸国から非難の声があがったこともあり、

2002年のFIFAワールドカップの際には、FIFAが「犬食を追放してほしい」と、

韓国政府に要請しましたが、
FIFAの副会長でもあるチョン・モンジュンはそれを拒否しました。

けれど、現在は世界の世論を呼応し、徐々に減少しています。

五輪の組織委員会代表のキム氏は、

「1988年の五輪期間中も食されていたのは事実だが、
今では自分の周りに犬を食べる人はいなくなった」

と話し、ピョンチャン五輪では問題視されることはないとの見方を示しました。

韓国では、犬肉を食べないのがステータスになっているそうです。


中国の犬肉祭り(広西チワン族自治体玉林市)では、

夏至に犬の肉やライチや酒を飲み食いして

冬の間の健康を祝う祭りが今年も世界的に報道され、

同市の女性が7000元という身銭を切って犬100匹を助けたことも、ネットでずいぶん話題となっていました。

ニュース記事
http://www.huffingtonpost.jp/2015/06/23/dog-meat-festival_n_7650686.html

ニューヨーク・タイムズ、フランスAFP通信、香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストなどが取り上げました。

ドイツのニュース誌は、犬がケージごと生きたまま茹でられるなど、悲惨な光景を報じ、

狂犬病を持った野犬も含まれると指摘しつつ、犬肉売り人の「あなたたちが牛肉食をやめれば、私たちもやめる」という声も伝えています。

フランスのフィガロも同様のレポートをしつつ、同祭が犬一万頭だけでなく、猫4万頭も虐殺している、と伝えています。


しかし、皆さん考えてみてください!

犬食文化のない日本ですが、

私たちの国は、

ペットの大量生産・大量消費・大量遺棄・大量殺処分を

何十年に渡り、やり続けているわけです。

これは、動物福祉にまったく配慮のない中国や韓国の犬食と同じ蛮行ではないでしょうか!

いいえ、もしかしたら、命の奪いかたの悲惨さはともかくとして、

食べるという理由のある犬食としての殺生より

無益な殺生である日本の殺処分のほうが、
もしかしたら、はるかに罪深い蛮行なのではないかとさえ思えます。


また、韓国で犬食される犬がケージに閉じ込められている映像と

日本の大量生産させられている繁殖場の犬たちの映像は

なんら変わりがありません。



提供:長崎ライフオブアニマル


日本に「おもてなし」の心?
そんなもの本当に、今も存在しているのでしょうか?

私には、とてもそうは思えません!

これらの蛮行が改善されてはじめて、
文化水準の高い先進国として、認められるのではないでしょうか!

はっきり申し上げます。ペットの生体展示販売は、野蛮なビジネスです。


最低限、五輪開催までに、少なくとも東京、そして関東圏内から、

子犬・子猫をショーケースで展示して販売する商売を、排除するべきなのです。

未整備で未規制だったペット業者への実効的な規制やルールを確立すべきです。

動物愛護法違反に該当する業者に対し、実質的な取り締まりと整備をするべきです。

大手スーパーやホームセンター、
繁華街で子犬・子猫を売ることが当たり前のようになっている日本の市場。

そんな日本のように、生体展示販売が巨大ビジネスでない海外からの目には、

異様なものとして映り、その民度が問われることでしょう。



オランダアムステルダムの動物保護施設


五輪開催までに、生体展示販売を排除することを最終目標とし、実現するためには

適切な飼養管理の規制を設けなければなりません。

動物たちの心身の健康に配慮すれば

生体展示販売は、儲からない商売のはず。

動物に犠牲を強いているから利益が上がるのです。

適切な規制を設ければ、利益は薄くなり、
展示販売は必ず淘汰されていくものなのです。


犬食の歴史の長い韓国でさえ、世界基準に合わせ改革の意識を見せる中、

日本の東京五輪が、
動物福祉に何も改善の努力を見せないのはあり得ないことです。


今まで、どの政府も根本を改善しないまま、初期に手を打たず五輪が開催され、

「街の印象が悪くなる」
「オリンピックに集まる人々に危険が生じる」

といった理由で、簡単に命の処分をしてきました。
しかし、これは到底正当化できるものではありません。

スポーツマンシップの定義はさまざまありますが、

その中にフェアプレイ精神、フレンドシップ、友宜を示すこと、
スポーツを行う上での品格やルールの尊重というものがありますが

そうした精神は、競技だけ、対戦者だけでなく、

オリンピック・パラリンピックスピリッツに対しても必要なのではないでしょうか。


『国の偉大さ、道徳的水準は、その国で動物たちがどう扱われているかで判断できる』

~マハトマ・ガンジー~


私たちEvaは、
遠藤利明オリンピック・パラリンピック大臣に、以上の陳情をさせていただきました。


二日間に渡り、このことに深いご理解を示しご同行くださいました岩屋たけし衆議院議員には、心よりお礼申し上げます。


そして、五輪問題の山積しているお忙しい中、貴重なお時間を長く頂戴しました遠藤大臣には、心より感謝申し上げます。

EvaFacebookにて、その様子をご覧ください!

https://www.facebook.com/everyanimal.eva


さて、

『動物たちにやさしい世界を』Projectでは、

動物たちの命を守る、啓発のための意義ある映像やポスター、グッズを製作するために、皆様からご参加、ご協力をお願いしています。

本日 8月7日の集計にて
2,704,000円の制作費のご支援を
149人のサポーターの皆様にご協力いただいております。

達成率は68%ビックリマーク

プロジェクトのクラウドファンディング終了まで

残り39日ビックリマーク

サポーターの皆様、拡散にご協力下さっている皆様にも、心よりお礼申し上げます。





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