避難梯子設置問題 | SUGIのブログ

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ヤマダホームズで注文住宅建築中に起こった問題を書いています。

今回は避難梯子の問題。

 

注文住宅でなんで避難梯子が出てくるの?

と疑問に思うと思いますが、施主もそうでした。

問題は長屋であることと、建築に関する法令には、建築基準法以外に、地域によっては条例が存在するということ。

 

長屋というのは集合住宅の一つで、例えば、二世帯住宅も該当したりします。

今回建築する地域には、建築条例が存在し、長屋には避難梯子を設置しなければならないことが発覚しました。

 

100万円以上かかります。。。

いやいや、そんな簡単に言われても困るんですよね。

そもそも、銀行で住宅ローンを組んだ時に、十分に予備費用を積んで、それ以上はかからない、と言ってたじゃないですか。

しかも、何だかんだと予備費を食いつぶして(この問題は後ほど書こうと思います)、さらに100万円以上必要になるって、どこから捻出したらよいか。

契約書の約款には、双方が共に問題解決する、と記載があるのに、施主に一方的に費用負担させるってのは納得いかないですよ。

 

そもそも建築基準法や建築条例って、建築士が確認して設計や契約に盛り込まないとならないんじゃないでしたっけ?

と、建築士法を調べてみる。

 

 

 
 
原契約に添付されている設計書を見る限りは、避難梯子の設置が明記されていないので、これをそのまま建築すると違法建築になってしまう、となると、ヤマダホームズの過失責任を問われるってことにはならないんでしょうか。

 

ヤマダホームズから正規に避難梯子を引くとめちゃくちゃ高くなるので、同等品を楽天から施主が購入して、設置してもらう案を提示するも、できないの一点張りで、こちらの提案を受け入れる気配はまったくなし。

腑に落ちないのが、周辺の長屋には避難梯子が設置されているようには見えない、とヤマダホームズが言っているところ。

 

そこで、建築条例をネットでダウンロードして該当箇所を熟読すると、避難梯子を設置しなくても建物を耐火仕様にすれば、よいことが判明。

その旨伝えると、

「もっと費用かかります」

だから、その費用が予め計上されていなかったのが問題なんだってば!!

 

この後、役所の建築指導課に電話すること度々、打開策を問い合わせしました。

 

1)周辺には避難梯子を設置している長屋はないようにみえる

2)建物を耐火仕様にすると避難梯子設置より費用がかる

3)避難梯子を室内に置くのはNG(建築指導課)

4)共通の避難通路を確保するのは共同住宅(*1)になるのでNG(建築指導課)

 

ここから得られる打開策はないのか?

 

「設置」の方法じゃないのかな、と思い、建築指導課に確認。

「ここに書いてある設置なのですが、設置というのは、避難梯子を建物に設置しなくても、避難梯子の入った箱を設置すればいいんですよね?」

「はい、避難梯子であることがわかるようにしておいてください」

ビンゴでした。

 

そもそも、こういうのって、その地域の施工業者であればわかっていることじゃないですか。

今回、契約したのが東京都の江戸川住宅展示場。

建てるのが神奈川県なので、ヤマダホームズに問い合わせしたときに、神奈川県にある展示場にしなくてよいのか、

と念を押したはすなのですが、営業が契約を取りたいのか、江戸川で契約するように言われ、その通りにしたのが問題だったような気がします。

 

箱に入った避難梯子であれば、費用は10万円以下。しかも、箱を固定するなら接着剤でも十分なので、施主が購入・施工することにしました。

 

教訓:

ハウスメーカーの言うことは鵜呑みにしない。地元の工務店や地域のハウスメーカーと契約すべし。

 

 

(*1)集合住宅の1つで、共用部があるものをいう。長屋は共用部がない。