取得できなかった長期優良住宅 | SUGIのブログ

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スキーとかコーヒーとかハマってるものを徒然なるままに書いてます。。。

ヤマダホームズで注文住宅を建築中に起こった数々の問題について書いています。

今回は長期優良住宅の認定取得できなかった件について。

 

 

長期優良住宅は、「将来に渡り長く住み続けられると国から認められた住宅」のことです。

取得すると、資産価値が認められる(将来売却する際に有利)だけでなく、住宅ローンの金利優遇や、地震保険料の減額、固定資産税の優遇措置を受けることができます。

但し、維持保全の期間や方法などを定める必要があるため若干の手間が生じたり、建築コストが上がったりしますが、それ故に、長期に渡って高いレベルで品質保持が出来る、ということができます。

 

契約時に、長期優良住宅取得をお願いしており、設計書や契約にその旨が盛り込まれました。

建築確認後に長期優良住宅の申請を行うので、3週間から1ヶ月程度かかる、と言われていましたが。。。

 

一部変更合意契約(*1)後、2021年の9月に入ってから、

長期優良住宅の取得ができない!

との連絡がありました。

何~!

それって契約違反なのでは??

 

階高の高さが足りなく、長期優良住宅の取得ができない、と検査機関から打診があったとのこと。

何を今更言っているのか、全く理解不能。

ええと、長期優良住宅を取得する、っていう内容を特記事項に書いて契約したのが、2020年の12月なんですが、9か月以上、何をやってたんでしょうか。

長期優良住宅の要件に階高の制限はばっちり書いてあるんですけど。。。

 

認定低炭素住宅(*2)と住宅性能評価(設計)(*3)の認定取得が代替案として提示されました。

ほぼ、同等とのことですが、いきなり言われても。。。

各種認定の解説はこのあたりにあります。
https://www.hyoukakyoukai.or.jp/

 

長期優良住宅と比較して、認定低炭素住宅は、

1)劣化対策

2)耐震性

3)メンテナンス性(維持管理・更新の容易性)

が欠けています。

このため、それらが要求される住宅性能評価(設計)を追加する、とのこと。

 

 

既に契約から9か月、住宅ローンも支払いも始まっており、こちらとしてはとにかく早く建築しないとやばい。

更に、ZEH補助金の最終報告書提出期限にも間に合わなくなってしまうのと、住民協定問題(ヤマダホームズの粗相については別途書きます)でこれ以上階高をあげることが困難であるため、のまざるを得ないと判断しました。

但し、住宅性能評価については、ZEHの報告書作成に有利な、Ua値の記載のある、住宅性能評価(建設)(*4)をつけるようにと、依頼。

 

住宅性能評価(建設)については、そもそもUa値を記載するものが存在しない、とわけのわからないことを主張していましたが、だったら、そもそも、ZEHの報告書作成要綱に書いてあるはずがない、と、SIIから送付された書類を提示し、Ua値の計算が困難であれば、施主の申請したBELSでの計算書を提示する(後日、実際に計算書を全て送り、同じUa値が得られたと報告がありました)、ということで、納得させました。

これをもって、一部変更合意契約締結直後、さらに、一部変更合意契約を締結する、という泥沼な状態に突入。。。

 

 

(*1)最初の契約(原契約と呼ぶ)締結後、間取り等詳細の設計を経て、変更分を契約、締結するための契約書。

(*2)二酸化炭素の排出を抑えるための対策が取られた、環境にやさしい住宅として認定を受けたもの。2012年に施行された都市の低炭素化の促進に関する法律に基づき制定された。

(*3)平成12年4月1日に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づく、住宅性能表示制度のうち、設計に関するもの。

(*4)住宅性能評価(設計)に基づき、設計図書などの通りに施工されているかを現場検査で確認し交付されるもの。