ヤマダホームズで注文住宅を建築中に問題多発。。。
今回は、FITの申請におけるトラブルについての報告です。
ヤマダホームズで、太陽光発電という組み合わせは、ごく普通に行われていると思うのですが(そもそも、ヤマダ電機がグループにあり、太陽光発電のシステムを売ってるため)、ここでも問題が発生しました。
「今年度のFITの申請は間に合いません」
さらっと言われました。
え?
もうね、太陽光発電は契約時にやりたい、と話しているし、契約って、2020年の12月なんですよ。
いや、今まで何やってたんですか。
さらっと言われたのが2021年の9月の始めの週で、なんで準備してなかったんですかね?
FITとは太陽光発電電力の買取制度で、住宅の屋根で発電する場合には、一般には、余剰電力を一定期間(10年間)買取るという制度。
申請した年の買取価格が決まっており、2021年度の場合は、1kwhあたり19円となってます。
2022年度では、この価格が1kwhあたり17円となってしまう。
屋根設置の太陽光発電設備の1kwあたりの年間発電量は、関東では、およそ1200kwhと言われています。
例えば、10kwの太陽光発電設備であれば、10年間の総発電量は
10 x 10 x 1200 = 120000 (kwh)
と見積もることができます。このうち、自家消費の割合は30%と言われており、70%は売電となります。
つまり、2円の差が10年間で生むコストデメリットは、
120000 x 0.7 x 2 = 168000 (円)
にもなります。
太陽光発電は先行投資であり、投資した金額を回収できなければメリットはありません。
10kwの太陽光発電設備は200万円程度になるので、上記差額はかなり重要であることがわかると思います。
FITは申請主義のため、太陽光発電設備が完成した時点ではなく、申請した時点での買取価格が適用されます。
つまり、申請さえすればいい。
ちゃんと調べると、経済産業省への2021年度のFITの申請期限は2022年1月7日となってます。
それを伝えると、電力会社とかいろいろ申請が必要なので、との返答。
東電の締め切りを調べると、2021年11月5日。
2か月もあるのに申請できないって。。。
施主側で申請してもいいですよ、と言われ。
もうヤマダホームズには頼みません。
こんなこともあろうかと、契約後に電気工事士の資格取得の申請をしておいたのが幸いしました。
FITの東電への申請は電気工事士免許があれば可能とのこと。
太陽光発電設備の仕様や設計書を提出する必要がありましたが、導入予定のカナディアンソーラーから資料を入手。
東電へ電気工事店の登録をして、申請。
経済産業省への申請も間に合いました。
普通やらないよな、ここまで。