こんな奴、いらない!去れ! | 直球オヤジの自由奔走生活

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座右の銘は「"行きたい"、"やりたい"、"欲しい"と思った時が"その時"」。55歳で早期退職し、高齢者と呼ばれるまでの今が"その時"。趣味のバイクや自転車は年齢的に待ったなし。エコノミーな生活で趣味を楽しむ。これをどう追い求めるかが、このブログのメインテーマです。

政治のことはこのブログでは殆ど書かないが、あまりにも悲惨な状況に呆れ果てている。こんな連中、いや犯罪集団かのような人間らが跋扈する不思議な世界について、ひさしぶりに書いてみよう。

不祥事の疑惑が取り沙汰されている輩の答弁を聞いていて不思議なのは、一言で言えば「
普通の社会にこんな奴がいたら、普通は鼻つまみだぜ」と言うこと。

会社に勤めていた方ならわかるだろう。
嫌われる上司(管理職)というのは以下のような人間だった。

・手柄は私のもの、失敗は部下のもの
・重要な件については、言質を与えない

・誤魔化すことに長けている
・上にはヒラメ、下には横柄、不遜、高圧的
・事実を示されても、自分の認識で押し通す
・自説を滔々と語り、曲げない
・役職を振りかざす、権力にすり寄る

こういう上司は例え有能であっても、部下の
信認は無く、人望も無く、いわゆる鼻つまみ者、嫌われ者だった(それでもすり寄る者はいたが)。しかし、ここに挙げた姿が、国民の代表である国会議員の姿でもあるのだから困ったもんだ。

近年、自分に不利な状況に陥った場面で国会議員が多用するフレーズに「
憶えていない」がある。一般的に人間の記憶力は曖昧で、昨夜の夕食で何を食べたか思い出せないように、自分に起こったことを全て憶えていないのは当然のこと。だから、かの連中が「憶えていない」のもありうることだ。

しかし、
重要な出来事なら普通は何かしら憶えている。いや忘れられないものだ。例の連中が「憶えていない」のは、常識的に捉えれば非常に重要なことなのに、彼らにとっては昨晩の御飯程度の軽いことだったということか。例えば、現文科省大臣が統一教会のイベントに出席したとか、推薦状を貰ったとか、政策協定書に署名したとかあるが、それを「憶えていない」とは、統一教会側からしたらたいそう重要なことであっただろうに、相手側の国会議員にとっては屁のように軽く、どうでもいい出来事だったということ。これでは、国民が国会議員に意を決して何か陳情に行って「わかった、わかった」と返答されても、きっとすぐに忘れてしまわれかねない。つまり、こんな人間を国会議員として選んでも全くあてにできないということになる。

100歩、いや1000歩譲って本当に忘れてしまったのなら、
その程度の記憶力しかない人間が国会議員としてやっていけるのか。記憶力は低いが思考能力は長けているとしても、最低限の記憶力がなければ、様々な案件や事案が飛び交う魑魅魍魎な政治の世界でやっていけるのか。つまり性格(人間性)は別にしても、能力的に不適。しかし、人間誰しも劣っている能力の一つや二つはある。完全な人間はいない。もし不足している能力が記憶力だったとしたら、せめて記録したり文書を保管すべきなのには、それもしていない。これじゃあ、国会議員としてやる気が無いようだ。

いやいや、実はちゃんと憶えている。多くの国民はそう思っているはずだが、「憶えていない」と言い張るのなら、それは単なる
嘘つきだ。「嘘つきは泥棒の始まり」と幼少期に言われた人も多かろうが、彼らは今後泥棒になっていくのか。いや、既に泥棒だ。税金泥棒だ。

以上のように、「憶えていない」のフレーズの裏の真実がどのパターンであっても、彼らは
国会議員として不適格だということになる。唯一残された道は、正直に話すこと。そして「ごめんなさい」と謝ればいいのだ。ところがそれができない。なぜか。メンツと権力欲のせいだろう。例え、自分の記憶能力が余りにも低いことを露呈しても、または公然とウソをついて事実を認めないことにしても、どっちにしても人間性の観点から既にメンツは丸つぶれのはず。なのに犯罪を犯したと認めることの方が、ずっとメンツもダメージも大きいと判断したのだろう。その心は、絶対的権力を有する政権与党の国会議員としての力を失いたくないからだ。どうやら、彼らには恥と言う概念が無いらしい。こんな悪党らの多くが心棒していたのが、今は亡きあの元首相のA。そのAはかつて「美しい日本」と提唱していたが、こんな汚れて卑怯でズルい社会が「美しい日本」とは、まるでジョークだね。

一番最初に書いたような嫌われる上司の典型的な例がことごとく当てはまり、そしてそのわかり易い
実例を顕著に示してくれている連中が国会議員をしているが、もしそんな人間が一般の会社や社会にいたならば、周囲の人々はそんな人間から距離を置こうとする。もちろん「憶えていない」などという言い訳が通用することもないし、それが一時的に通じたとしても、「あいつに何か言ってもすぐ忘れてしまうからムダ」とその後は相手にされないだろう。しかし、一般社会では「ナンだぁ、こいつは!とんでもねぇ奴だな」と確実に忌避される輩なのに、なぜか選挙で選ばれてしまう。これが何とも不思議だが、彼らを選んだのは私達国民。そんな私達が対応できる最大かつ最終手段は選挙。そこでの選択は以下の3つ。

1.「
汚くて、ずるくて、卑怯だが、力がある人」:記憶力は非常に低く、嘘つきで、卑怯で、ずるくて、横柄で、不祥事や失敗した場合には他人のせいにする人間だが、頭は良く(=ずる賢い)、力がある。また、その実績も多数ある(ここ30年日本を低迷させた実績だが)

2.「
未知数の人」:過去に大きな失敗をして失脚し、能力も未知数だし、彼らが果たして清廉潔白な人間であるかどうかも不確かだが、明らかに悪辣な1の連中のカウンターとして一矢報いて欲しい

3.選択不能:1は明らかにイヤ!かといって2も不安。よって選べない

さあ、
あなたの選択は?