北海道ツーリングで注意すべき4大ポイント(その1)/取締りに要注意! | 直球オヤジの自由奔走生活

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座右の銘は「"行きたい"、"やりたい"、"欲しい"と思った時が"その時"」。55歳で早期退職し、高齢者と呼ばれるまでの今が"その時"。趣味のバイクや自転車は年齢的に待ったなし。エコノミーな生活で趣味を楽しむ。これをどう追い求めるかが、このブログのメインテーマです。

ツーリングにあまり適していない近年の真夏だが、北海道は別(今年は暑いとの予報だが)。そんな北海道ツーリングを無事故、無違反、無転倒で終えて欲しい。そこで北海道を目指すライダーに向けた要注意重大ポイントを書いてみよう。

北海道は日本の他の地方では見られない光景が多い。圧倒的スケールの自然、快適な道路環境、エリアによって大きく変わる天気、コンビニは
セイコーマート、ガソリンスタンドはホクレン等々。私はバイクに乗り始めてから半世紀の間に、北海道ツーリングを計14回(バイク12回、自転車2回)経験している。下記の地図のように、もう走っていない道は無いほどで、還暦を過ぎてからも4回走っている(直近では去年、一昨年も走っている。今年は予定していない)。そんな経験から、北海道ツーリングにおける道内特有の要注意ポイントを4つ挙げてみる。



過去14回の軌跡

 

1.スピード違反取締り
 私は過去半世紀の間、北海道で2回スピード違反で捕まっている。しかし、最近は捕まっていないどころか、殆ど取締り風景を目撃しなくなった。その理由は後述するが、やはり取締りはやっているようだ。最も危険(捕まるという意味で)なのは
市街地の主要道。そこはほぼ例外無く40又は50km/h制限が掛かる。北海道ではちょっとした集落、それがどんなに鄙びた過疎の町であっても、即スピード制限が掛かる。取締りはこういう場所でやることが多い。

防止策は速度を落とすしか手は無い。地元ナンバーの車がいくら飛ばしているからといって、それに倣ってはいけない。しかし、1Km/hでもオーバーしてはいけないなんてことはない。詳細は省くが、
15km/h未満の超過ならばほぼ捕まらない(「警察白書」の取締り実績の統計より)。それとは反対に、そういう道に無自覚に突入し、もし40km/h制限の道で70km/hを超えて捕まれば一発免停だ。また、北海道では「レーパト」と言って、パトカーのルーフにレーダーを設置しているパトカーを見掛ける。40又は50km/h制限以外の道でも、この手のパトカーに追尾されたらやばい。白バイや普通のパトカーと違って瞬時に計測されてしまう。だから常に気が抜けない。

これではツーリングが楽しめない?いやいや、手はある。それは
交通量が極少の道を走ること。そんな道は北海道にはいくらでもある。高速道路のような素晴らしい国道なのに、殆ど車が走っていない道は道北や道東に特に多い。感覚的だが、5分走って対向車がゼロならばまず大丈夫。10分走ってゼロなら更に安心。交通量がほぼゼロのような道で取り締まるほど、警察は暇ではない。
 


太平洋沿いを走る道道1038号は爽快なドライブウェイ

不思議なほど車は走っておらず、よって取締りの心配は無い

 

誰もが走る主要な国道や道道(いわゆる県道)ばかり走らないで、交通量が少ない道を制限速度を気にせず、何ものにも束縛されずにマイペースで走れることが北海道ツーリングの醍醐味。私がこの30年ほど北海道で捕まっていないどころか、取締りの光景すらあまり見なくなったのは、そういう道を選んで走っているから。そんな道がどれかわからないならば、精々気を付けて走るしか無いが、ナビにルートの決定権を与えず、地図(ツーリングマップル)を穴が開くほどジッと見つめ、自分の意思でコースを考えれば段々と読めてくるものである。



今や貴重な存在となりつつある道道ダート

もちろん、取締りは絶対にやらない
 

2.急速に迫ってくる後続車
 
北海道民はかなり飛ばす。追い越し禁止の片側一車線の道を走っていると、猛烈な勢いで迫り来る車がバックミラーの視界に入ってくる。その姿が瞬く間にバックミラーに大きく映る。こっちはスピード違反の取締りを警戒し速度を抑えているが、飛ばそうと思えば決して負けやしない。などと言うようなことはやってはいけない。後続車がいるということは、その道路はそこそこ交通量があるということ。そういう道路は取締り要注意。バイクなんだから、ちょっと左側に寄せて道を譲れば済むこと。

北海道には車のヒエラルキーが無い。軽自動車が高級外車を追い越したり、大型トラックが轟音を立て、一気に複数台追い抜く光景はしょっちゅう見る。どんな車であろうが、速く走りたいのならお先にどうぞという考えのようで、煽ろうという意図は無いだろうが、背後に迫り隙あらばバンバン追い越して行く。バックミラーに映った車のグレードを見極めてから道を譲るか否かを決めずに、どんな車であろうがさっさと譲ろう。それが事故防止にも、取締りに遭わないことにも繋がる。

次回は、野生動物とガソリンスタンドのことを書こうと思う。