しかし、検定が行われるミヤチクの都農工場は我が家から片道二時間。
ちょいと遠いです。
まあ都農の加工センターに面白い肉があれば贈答用に、かつゲシュマックの旨いソーセージを買いに行くついでと考えればあまり苦にはなりませんでしたが…………。
さて本題
孝福秀は
菊福秀×福桜×福茂×安平の血統構成。
以前のブログにも書きましたが、菊福秀は母親が宮崎の児湯出身の種雄牛で菊谷×福桜×糸秀×第20平茂×第20平茂の血統構成で、肉質と味に定評があります。
宮崎独自の気高である美福10の血を固めながら先細りしつつある但馬系の造成を狙った南那珂地区の狙いが見てとれますね。
かつ孝福秀の母『やよい1の4』は高等登録も兼ねているとの事で先を見据えた造成とも言えるでしょう。
南那珂はこういう面白い取り組みで種雄牛を造成してくるのでわくわくします。
結果はまだ先ですが、
美津照重×福之国×東末博って待機牛もいますし、あえて安福久に頼らない造成に大変好感が持てます。
東末博が東平茂からの平茂勝とは異なる気高と言うのも味噌ですね。
で結果はこんな感じでした。
普段格付が辛いといわれる自分の見立てとほぼ変わらなかったので若干辛めだと思います。
インパクトにはかけますが、ロースの大きさ、歩留、皮下の薄さはなかなか。
サシはやや粗めでしたが、ちょっと引っ張れば良い枝になるんじゃないかという感じです。
気になったのはバラツキの多さ。
まあ今後判明するフィールドの結果に期待しましょう。