「何もしないをする」
プーさんの名言を実行していた三ヶ日。

今年の麺初めは
龍聖軒 醤油ワンタン麺

辰年なので(笑)


仕事始めの前に昨年の観戦記録を振り返りたいなと思ったけれど、その前に大晦日の備忘録、現地感想文。

《浦嶋将之vs松野晃汰》
アマ3位と全日本新人王の6回戦。
これ意外といいカードだな。
松野が前戦のシーサー戦を落とさなければ、12月のタイトルマッチに出場していたのだろうか…はライセンス的に無理か。

長身の松野の方が前に出てパンチを振るい、浦嶋は足を使ってリズム良く、右のオーバー、左のボディを叩き込む。
マジョリティ(57−57,58−56,59−55)の採点は浦嶋。松野は2連敗。


《重里侃太朗vsダナイ・ギアッブプーキア》
どうしてもタイ人というだけで、試合に期待を持てない先入観もあるが、ダナイは重里のボディを何度喰らっても耐えてみせる。
それどころか重里の攻撃に慣れてきて、ポイントまでには至らないが反撃の場面も目立ってくる。
そうなると変化の欲しい重里だが、最後まで倒したい気持ちはわかったが、展開を変えれず、3者共にフルマークで終了のゴング。


《堤駿斗vsルイス・モンシオン・ベンチューラ》
開始から割と近い距離でのパンチの交換。
堤はやはり最初からKOを意識しているのか、ボディも返しの左も結構強く振られている。
近い故、偶に被弾もあるけど堤は倒す気満々で、繰り出すパンチ全て強・強・強でメリハリを感じない。
3回、左フックで1度目。再開後も左フック、右アッパー連打から、最後は右を叩きつけ、マーチンノーカウントストップ。

デビューからムダに強い相手と戦って判定が続いたが、これでKOへ向けての「拳の感触」を掴んだかな?
でも今回は、力任せで強引に思った。


《比嘉大吾vsナワーポン・カイカンハ》
比嘉の入場曲が、カンムリワシからゴジラに変わったのはいつからだろうか…

体格が違く見えるが、ナワーポンもフライ級から上げてきた選手。
やはりこの階級の比嘉は小さく見える。

比嘉は回っている?下がっている?
身体でリズムを取っているようにも見えるけど、ナワーポンの前進に、ガードを固めてやり過ごそうとする様な場面もある。
3Rにはナワーポンの右で危ないシーンも。

前に出て応戦を続けたナワーポンだけど、最後は比嘉が打ち勝つ。
たまらずコーナーから出たところを追い、左ボディでテンカウント。

世界ランカーを連続KOして、文句ない実績の比嘉だけど、日本人ライバルがひしめき、騒がしくなったバンタム級の何処に食い込んでいくのだろうか。
もう少し状況を伺う感じかな。


《井岡一翔vsホスベル・ペレス》
やはり今回の井岡はKOの意識が強いのか。
最初から結構強いパンチを放っていく。
振ってくるペレスを上体の動きとブロックで抑え、左ボディ、右ストレートとカウンターで合わせて下がらせ、身体を寄せて来ても連打で押し返す。
5Rには右を効かせて、2度のダウンを奪った。

それでも振ってくるペレスの姿勢は素晴らしいが、井岡にはKOするという気持ちが溢れていた。
7R、右ボディストレートを効かせての連打でペレスは崩れ落ち、テンカウントを聞いた。
最後はパンチが眼に当たって、心折れたかな。

これだけ前に出る井岡も珍しいけど、個人の感覚としてそれでもアローヨ戦とは違うんだよな。
あんなヒリヒリした井岡一翔を見るのは統一戦しかないのか?と思っていたら、昨年の大晦日は、まるでいつもの防衛戦のような戦い方に見えた。

でも前戦のフランコ再戦では、身体つきも全く違って引き締まって感じた。

この試合の井岡一翔が、どういうモチベーションでこの様なスタイルを選択をしたのかわからないけど、なるべく早くエストラーダ戦が決まることを願います。