【天てれ小説】「まもりしひと」~第5回~ | 天てれ小説と時々日常

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読んで字の如く、てれび戦士が主役の小説、そして時々日常のことを話そうかと思っています。

そこには當山さんと、見慣れない顔の若い男性が椅子に座っていた。



當山父「やぁ、久しぶりだね。齊藤君。」


稜「お久しぶりです。」



握手をし合う二人。



父「上原君も。」


陸「お久しぶりです。本日はよろしくお願いします。」


稜「あの、そちらの方は・・・?」


父「あぁ、紹介する。うちの息子です。」


當山兄「はじめまして。本日はよろしくお願い致します。」


父「私亡き後の當山家を背負って立つ、自慢の息子だから、しっかり守ってくれよ。」


兄「父さん、そんな誇大表現はやめてくれよ。」


父「いいじゃないか別に。とにかく、今日はよろしく頼んだよ。」


稜「はい!責任を持って警護いたします。」


父「それで、上原君は、うちの娘を警護するんだよな?」


陸「はい。」


父「うちの娘はわがままでなぁ。急に東京行きたいなんて言うもんだから、本当に困ってなぁ・・・。急に来てくれてすまないねぇ。」


陸「いえいえ。そんなにお気になさらず・・・。」



・・・本当は休みたかったけど・・・。



父「ま、上原君なら安心だな。これまでもいろいろ世話になってるし。娘をよろしく頼んだよ。」


陸「はい!責任を持って警護いたします。」


秘「・・・じゃあ上原さん、ご案内致します。」


陸「あっ、よろしくお願いします。じゃあ稜駿、あとは頼んだぞ。」


稜「任せとけって。陸こそちゃんと、レディーを守りなよ。」


陸「分かってるって。じゃあな。」


稜「おう。」



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僕は会議室を後にし、秘書さんの案内で、娘さんがいる部屋へ向かった。