広島駅発行 立席特急券 広島→200km | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

昭和48年8月に山陽本線広島駅で発行されました「広島→200km」の立席特急券です。

 

 

広島印刷調製の券となります。

 

日付印と重なって見にくいですが、アンダーラインの下に「広島→200km」の印刷があるにもかかわらず、その下に「広島駅乗車」と意味が重複する印刷のある不思議な様式の券で、立席特急券は乗車する列車を指定して発売する必要がありますが、この券には列車名を記入する欄が設けられておりません。

 

 

 

 

 

裏面です。

 

 

「◎この特急券では着席できません。」の印刷のみで、裏面にも列車名の記載はありません。

 

当時は山陽新幹線は岡山止まりで、山陽本線の岡山以西には多数の昼行特急列車が運転されており、特急「かもめ号」以外の定期運行の特急列車には自由席車の連結がありましたが、発行日はお盆のUターンの時期ですので、通常は自由席車が連結されている特急列車でも全車指定席に変更され、満席の際には立席特急券が発売されていたのかも知れません。