西日本ジェイアールバス 園福線廃止~27 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

西日本ジェイアールバス「園福線」廃止の27回目です。

 

昭和61年12月に山陰本線和知駅で発行されました、「和知から 須知高校前ゆき」の乗車券です。

 

 

鉄道とバスの接続駅は山陰本線の「下山駅」で、当時は「園福線」の「丹波高原」から分岐して「下山」までの支線が運行されており、「丹波高原」は「須知高校前」の隣のバス停となりますが、「丹波高原」から「園福線」の本線に乗り入れるバスが運行されていたものと考えられます。

 

 

 

 

 

この券は、「西日本ジェイアールバス」となってからも発売が継続されておりました。

 

平成1年2月に発行された券です。

 

 

[西]の発区分記号が記載されたJRW地紋券となります。

 

着駅が「須知高校前」となっておりますので、通学定期の期限が切れた高校生に発売する目的で設備されていた券と思われ、朝の通学時間帯には下山から須知高校前に直通するバスが運行され、和知から下山までの乗車券を購入し、下山からのバス区間は「須知高校前」での下車時に精算しても運賃は同額ですが、「須知高校前」での混雑と遅延を予防するために、「西日本ジェイアールバス」となってからも発売が継続されていたのかも知れません。

 

「西日本ジェイアールバス」となってからは、鉄道区間とは連絡運輸の取り扱いとなりましたので、バス区間との通しの乗車券は連絡乗車券と言う事になります。