鹿児島交通 加世田から 干河ゆき 4態 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

昭和52年4月に鹿児島交通枕崎線の加世田駅で発行されました、「加世田から 干河ゆき」の乗車券です。

 

 

「てつだう」青地紋券となります。

 

 

 

 

 

約9ヶ月後の昭和52年10月に発行された券です。

 

 

「てつだう」青地紋から、「しょうけん/TICKET」赤地紋券に変わり、「下車前途無効」が括弧で括られ、小児断片の加世田の上に、小児断片を切断して発売した際の断片の綴り穴を開ける目安でしょうか??「・」が印刷されるようになりました。

 

 

 

 

 

さらに1年余り後の昭和53年11月に発行された券です。

 

 

「しょうけん/TICKET」赤地紋券で、「下車前途無効」が括弧で括られている点は同じですが、小児断片の着駅が「河」となっており、「」となるべきところ「」の活字を誤植しています。

 

 

 

 

 

最後に加世田駅跡の「南薩鉄道記念館」で、現在も販売されております廃札券です。

 

 

運賃は180円に変わり、恐らくは昭和59年3月17日の路線廃止まで発売されていた券と考えられ、「下車前途無効」の括弧括りが無くなり、小児断片を切断して発売した際の断片の綴り穴が事前に空けられており、小児断片の着駅が「河」と誤植されている点は昭和53年11月に発行された券と同じですが、こちらは有効期間の記載が「発売当日限有効」となるべきところ、「発売当日有限効」と誤植されており、誤植の箇所が増えてしまっています。