白山から 寺泊ゆき | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

昭和48年4月に越後線白山駅で発行されました、「白山から 寺泊ゆき」の常備片道乗車券です。

 

 

新潟印刷調製の券となります。

 

着駅の「寺泊」は現在の越後線の「寺泊駅」では無く、当時の「寺泊」は越後交通長岡線の駅で、この乗車券は経由表記に「大河津経由」と記載のある通り、大河津接続の越後交通連絡乗車券となります。

 

この乗車券が発行された2日後の昭和48年4月16日に越後交通長岡線の大河津~寺泊間が廃止となり、「寺泊駅」は消滅いたしますが、越後交通長岡線の接続駅であった「大河津駅」が昭和61年11月1日に現在の「寺泊駅」に駅名改称し、所在地は異なりますが「寺泊駅」が復活しています。