関東鉄道 大宝駅発行 往復乗車券 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

関東鉄道では、昨日のエントリでご紹介いたしました「大宝から 下妻ゆき」の往復乗車券の他に、今年から1月1日のみ開設される大宝駅の臨時乗車券発売所限定で、6種類の往復乗車券を発売しました。














いずれもBJR赤地紋のA型券で、小児断片の無い大人専用券となります。

券種は「騰波ノ江ゆき」、「黒子ゆき」、「宗道ゆき」、「玉村ゆき」、「大田郷ゆき」、「石下ゆき」の6種類で、同線の主要駅である「下館」、「水海道」、「守谷」、「取手」などの券の設備は無く、いずれも着駅は無人駅や嘱託勤務駅となっています。


これらの乗車券は、昨年までは車内乗車券のみで対応しておりました、駅最寄の大宝八幡宮への初詣客用の精算用の乗車券で、例えば無人駅の「玉村」から無札で乗車し、「大宝」で下車して再び「玉村」へ戻る旅客に対して、「玉村ゆき」の往復乗車券を発売し、復路片を切り取って回収の上で帰路用の往路片のみを旅客に交付します。この場合、券面の記載方は大宝からの往復乗車券となっておりますので、実際の使用では復路片を先に使用し、往路片を後から使用する事になります。なお、硬券での設備は大人専用の6種類となりますので、小児での発売や硬券の設備の無い駅に対しては、従来通り車内乗車券での対応となりました。






こちらは裏面です。



往路片には門松、復路片には宝船(昨日ご紹介した券と同じ)のイラストが印刷されています。

これらの往復乗車券は、大宝駅で臨時発売所が開設された1月1日のみの発売で、次の発売は来年の1月1日と言う事になりますが、4月1日の消費税率改訂により、関東鉄道でも運賃改訂が決定しておりますので、来年の発売では新運賃券が調製されない限り、運賃変更印を押印しての発売になるものと思われます。