摩周丸発行 青函第3便 寝台券 | 菅沼天虎の紙屑談義

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交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

昭和59年に青函航路摩周丸の船内で発行されました、「青函第3便 寝台券」です。



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札幌印刷調製の券となります。

当時の青函第3便の青森出航時刻は券面記載の通り12時15分で、当時を知らない読者の方なら意外に思われるかも知れませんが、青函航路の寝台は夜行便だけでなく、昼間の便でも利用可能でした。


青函航路の寝台料金は、利用できる時間が4時間程と短いため、鉄道の寝台料金よりも割安に設定されており、当時のB寝台料金は客車3段式でも5000円でしたが、青函航路の寝台料金はその半額程の2400円に設定されておりました。