(秩父鉄道) 御花畑⇔池袋 相互式乗車券 | 菅沼天虎の紙屑談義

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交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

日付の記載の無い廃札券となりますが、秩父鉄道の「御花畑⇔池袋」の相互式乗車券です。



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JPR/てつどう橙地紋のB型券となります。

経由に記載されている通り、寄居接続の東武鉄道東上線連絡乗車券となりますが、発駅の御花畑は西武秩父駅とは至近の距離にあり、西武秩父→池袋の普通運賃は、この乗車券の半額以下の750円ですから、御花畑から池袋まで向かう旅客ならば、殆どが運賃の安い西武鉄道線経由を選択したものと思われ、この乗車券の経路を選択した旅客は、強いて考えれば池袋と運賃が同額となる、東上線のときわ台~北池袋間で下車する旅客とも考えられますが、この場合でも西武鉄道線で池袋へ出て東上線に乗り換えた方が安く済みますので、距離的に遠回りで所要時間も多くかかり、途中下車も出来ず、必ず乗換えが必要で、運賃も高額となる寄居・東上線経由で池袋に向かうのには、個人的には全く利点が見出せないのですが、それでも常備券の設備があり、廃札券ながら券番は2000番を超えておりますので、この乗車券を実使用目的で購入した旅客はゼロでは無かったハズで、何かしら気付かない利点があるのでしょうか??