(口之津鐵道) 島原湊より 安中村ゆき | 菅沼天虎の紙屑談義

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交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

廃札券となりますが、口之津鐵道の「島原湊より 安中村ゆき」の常備往復乗車券です。



菅沼天虎の紙屑談義  


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淡紅色の用紙が用いられた無地紋のA型券で、復路片には旧仮名遣いで「かへり」と記載された古い様式の券であり、券面に押印された「運賃變更」のゴム印も「変」が旧字体となっています。


口之津鉄道は島原鉄道の島原湊~加津佐間を開業させた鉄道事業者で、昭和18年7月1日に島原鉄道に吸収合併され、発駅の「島原湊駅」は「島原外港駅」の開業に備えて昭和35年11月5日に「南島原駅」に、同じ日に着駅の「安中村駅」も「安徳駅」に駅名が改称されております。