島原鉄道 南線廃止記念誌「ありがとう南線」予約特典乗車券 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

先月31日限りで廃止となった島原鉄道南線の廃止記念誌で、「ながさきプレス」が発行した「ありがとう南線 」です。


 

 

内容は今回廃止となった20駅の写真と思い出を綴ったもので、若干ですが乗車券の画像も載っています。




 

この記念誌ですが、事前に島原鉄道で予約すると、D型の乗車券が付く「予約特典」がありました。

 

こちらが「予約特典」の乗車券です。

 

  

 

左側が「予約特典」の乗車券で、右側は以前にご紹介した窓口発売の「さよなら南線記念乗車券」です。

 

一見すると同じように見えますが、「予約特典」の乗車券はタイトルが「ありがとう南線記念乗車券」となり、最上段の着駅が「秩父が浦」となっていて、予約特典用に別に調製された券となります。その他の部分は窓口発売された「さよなら南線記念乗車券」と変わりません。


 

この記念誌の販売価格は2100円ですが、予約の引渡しは廃止前の28日から行なわれ、「予約特典」の乗車券を実際に使用する事も可能でしたから、実際に使用すれば記念誌は870円で入手出来た事になります。




 

3月16日のエントリ「島原鉄道  さよなら南線記念乗車券 」にて、窓口発売された「さよなら南線記念乗車券」の地紋が裏返しとなっている点に触れましたが、この「予約特典」の乗車券でも検証してみました。

 

 

この券も地紋が裏返しとなっており、「しまてつ」の文字が反転しています。