JRバス関東 中央道統括支店 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

先日、所用のついでにJRバス関東の「中央道統括支店」を覗いて参りました。



「中央道統括支店」は、平成16年10月16日の組織改正で「伊那支店」と「下諏訪支店」を統合して発足したもので、「伊那支店」時代に1度訪問しておりますので、今回の訪問で2度目と言う事になります。「伊那支店」時代の券につきましては、平成18年7月8日のエントリ「JRバス関東 伊那支店 」でご紹介しておりますので、ご参照下さい。




上諏訪9時20分発の飯田線直通の普通豊橋ゆきです。

てっきり、現在は旧型国電と化した119系だと思っていたのですが、意外にも神領の313系の転換クロス車で、313系が飯田線全線を走破しているとは思いもしませんでした。






JR飯田線伊那北駅前です。「中央道統括支店」は、ここから踏切を渡った至近の距離にあります。

右側に「JRバス関東のりば」の標示が見えます。JRの鉄道とJRバスで、系列の異なる会社同士が接続しているケースは、高速バスを除きますと、現在はここ伊那北駅と隣の伊那市駅のみとなりました。






「中央道統括支店」の正門で、構内には高速バスが休んでいます。





支店正門前に設けられたバス停で、ストレートな名前です。見づらいですが後には飯田線の踏切があります。





支店の事務所入口で、こちらで回数券の購入が可能です。




今回、購入しました回数券です。


◆普通回数券(B)


  

金額記入式の(B)回数券のみの設備で、区間記入式の(A)回数券の設備はありません。

趣味購入ならば10円券から発売して戴けるとの事で、お願いしたところ、窓口嬢はノートパソコンに金額を入力しましたので、発売管理端末への入力か?と思っておりましたが、回数券を直接レーザープリンタに差し込んで印刷を始めたのには驚きました。1回に片面しか印刷出来ないため、表面の印刷が終了すると回数券を裏返して裏面の印刷を行ないますので、慣れていればゴム印で押印した方が早いように思いましたが、印刷が完了した回数券を見ますと、若干の左右のズレとトナーの汚れがあるものの、印字された文字は記入欄にきちんと収まっており、このような回数券に印字するフォーマットが用意してあるようです。





◆金額常備式回数乗車券


  

100円券と200円券があり、地紋の色が異なります。




◆買物(昼間)回数券



赤線が2本入り、下から第1券片~第5券片が150円券、第6券片~第10券片が100円券となります。


この他、バス利用デー回数券(橙地紋に赤線1本)がありますが、こちらは旧称の「伊那支店発行」と表示された残券を発売しておりました。



帰路、支店の片隅に、桜の名所である高遠の「お花見循環バス」のバス停が集められているのを見つけました。



調べてみますと、今年の高遠の「お花見循環バス」は4月10日過ぎ頃から運転される模様ですので、このバス停もそろそろ現地へ運ばれて出番を待っている事でしょう