昨日に引き続き、国鉄・JRバス成田空港線関連ネタで、今回は回数乗車券です。
成田空港線の回数乗車券は、千葉交通との共通乗車の関係と思われますが、東名高速線とほぼ同じ様式の券でした。
国鉄「首都圏本部旅客営業取扱基準規程」の「第3編 自動車旅客営業」の第214条(東名高速線及び成田空港線用の乗車券の様式及び発行方)第3項(回数乗車券)イの成田空港線用に示された様式は、以下の通りになります。
東名高速線のように、11券片で冊子式となります。
続いて、実際の券の画像です。
国鉄券は持っておりませんので、JRバス関東となってからの券となります。地紋はJRE緑地紋で、国鉄時代はJNR緑地紋でした。
冊子式ですので、表紙があります。
補充式の第1葉から第10葉の表面と裏面ですが、裏面への押印が漏れています。
補充式の最終券片です。最終券片のみ、裏面には共通乗車の注意書があります。
こちらは常備式の第1葉から第10葉の表面と裏面です。
常備式の最終券片です。裏面の共通乗車の注意書は補充式と同じです。
発売箇所は、補充式は「成田空港旅行センター」、常備式は「成田駅」の鉄道窓口です。いずれも発売箇所がJR東日本の管轄となるため、JRバス関東の券であっても発区分記号[東]が表示されており、昨日ご紹介いたしました硬券の普通乗車券と同様です。
こちらの記事も、isaburou_shinpei様のブログ「古紙蒐集雑記帖 」の12月2日のエントリ「国鉄バス成田空港線の乗車券 」にトラックバックさせて戴きました。