国鉄・JRバス 成田空港線 | 菅沼天虎の紙屑談義

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交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

isaburou_shinpei様のブログ「古紙蒐集雑記帖 」の12月2日のエントリ「国鉄バス成田空港線の乗車券 」にて、既に廃止となってしまった「成田空港線」の乗車券がご紹介されております。度々の便乗企画で恐縮ですが、当方の「成田空港線」の乗車券をご紹介させて戴きます。



◆開業当初の券


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開業初日の券で、当初から相互式の着駅表示です。この時期、成田駅の従来からのバス路線である「多古線」関連のバス乗車券は既に金額式となっていたと思われますが、特に着駅式としたのは千葉交通との共通乗車のためであろうと思われます。大人用は基本的に大人専用券ですが、成田⇔貨物地区のみ大人小児用となります。この券は「貸」物地区となるエラー券でもありますが、貨物地区への小児の需要が少ないと判断されたためでしょうか?成田空港⇔成田は大人専用券としか持っておりませんが、小児券も当初から存在したものと思われます。なお、「成田空港」の部分の活字は「特活」が間に合わなかったのか、通常のバラ活字で組版されております。




◆廃止前の券


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JRバス関東となった廃止1ヶ月程前の券です。開業当初の券と比べますと、「成田空港」や「貨物地区」の文字には「特活」が使用されております。この時代、成田側では既に成田駅のバス窓口は閉鎖されて喫茶店となり、成田駅鉄道窓口でも普通乗車券の取扱いはありませんでしたので、成田空港側の「成田空港旅行センター」のみの発売となります。大人券は開業当初からの専用券のスタイルを堅持しておりますが、JR東日本となってからの大人専用の相互式硬券は、鉄道券で見ましても千葉支社の簡易委託駅ぐらいで殆ど見られず、様式的にも貴重な存在です。この券はJRバス関東の券ですが、「成田空港旅行センター」はJR東日本の所属となりますので発区分記号[東]が表示されます。


◆共通乗車に関する裏面注意書


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経営が国鉄~JR東日本バス~JRバス関東と推移しましたので、共通乗車に関する裏面注意書にも、社名違いで3つのタイプが存在いたします。JR以降の券は国鉄券と比べますと、言い回しが多少異なっております。




◆鉄道からの通し乗車券

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「成田空港旅行センター」では鉄道への通し乗車券は原則として券売機対応でしたが、一部の鉄道駅では当初から常備の通し乗車券を設備しておりました。姉ヶ崎からの券は開業初日の券、佐貫町からの券は昭和53年7月の運賃改訂以降の券で、どちらも0001番です。裏面には千葉交通と共通乗車できる旨の注意書が記載されております。常備券は初期の日付の券しか見かけないのですが、特に売れ行きが良かったとも思えず、早いうちに口座廃止となってしまったのでしょうか?




◆共通乗継券


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共通乗継券も存在しておりました。草津地区の券と違ってJNR赤地紋が印刷されております。成田空港側で補充券やマルスにて鉄道通し乗車券を発行した際に交付すべき券ですが、成田空港側で発行された券は未見です。この券は成田駅バス窓口の発行ですが、成田側では常備券が設備されており、また降車の際には乗車券を回収しても問題はありませんから、使用される機会は殆ど無かったものと思われます。



この記事は、isaburou_shinpei様のブログ「古紙蒐集雑記帖 」の12月2日のエントリ「国鉄バス成田空港線の乗車券 」にトラックバックさせて戴きました。