うちでは職員研修と題して、授業シミュレーションをします。こういう生徒がいたら、どう対応するか、というのを先生同士で披露し合うんですね。先日も私が先生をやっていて、気づいた点を他の先生にあげてもらいました。
シミュレーションをして、その時に言われたのは、私は質問を多用している、ということ。他人から言われて、そういえばそうだな、と思ったのですが。この問題は何を聞かれているの?どういうこと?それを分かるためには何がわかればいいの?などなど、とにかく質問をしていくんですね。そうすると、子供たちは自分で考えます。
先日、生徒からこんな質問を受けました。
「1/2+1/2=1/4になりますか?」と
ここで、違いますよ、1ですよ、と答えるのは誰でもできます。
私はこう返しました。
「0.5+0.5=0.25になりますか?」
と聞くと
「あ、そっか。。。。そんなことはないな」と子供は勝手に納得するんですね。
他にも
「3x+3x=6xになりますか?」と質問されたので
「x+x=2xになりますか?2x+2x=4xになる?」と聞くと向こうは納得していました。
この自分で納得するってことが大事なんですよね。答えを知っても納得まではいきません。合っていた、ということだけです。自分の考えが正しいのか、そうでないのか、それを知ると子供たちは納得しますね。納得をすると、忘れません。納得をさせてあげるのが、塾業の勤めなのかな、と思いますね。納得をした子は、強いんですよね。強いと人生、得です。どんどん強くなって、人生を謳歌して言ってもらえたらと思います。