2018年がスタートしました。毎年思うんですけどね、やっぱり巣鴨(当校)っていいですね。
子供達に何をしたの、と聞くとラスベガス行った、プール行った、家でのんびりした、などなど色々と話を聞けました。それが楽しくて嬉しくて。教育やってて本当によかった、って思います。
生徒にも、「先生、仕事が楽しいと言えることっていいですね」と言われました。
ちなみに私の冬休みはというと、もう「これでもか!」っていうくらい読書にハマりました。もちろん家族と時間を過ごしつつ合間を縫って。そんな中で特におすすめなのは、こちら!
なんともまぁ、現金なタイトルなのでしょう。。。笑
決して、こうしたらお金を稼げますよ!という虚しい本ではありません。
これから通貨というものがどうなって行くのか、資本主義はどこに向かっているのか、まさにこれから「お金」という概念はどうなって行くのか、お金2.0とは何か、という本です。
200年前のお金ってどういう概念だったか、皆さんご存知でしょうか。200年前は、中央銀行が通貨をコントロールするのはおかしい、という議論がされていたそうです。200年前って1800年代ですよね。もっと昔から中央銀行が通貨をコントロールしていたのだと思っていましたよ。
しかも、40年前は、金塊という紙幣の裏付けがなくなったらそれは紙幣としての価値を失う、という議論がされていたそうです。1970年頃って、本当に最近の話ですよね。当時の大人たちは何をどう考えていたのでしょうか。
筆者は言います。
「過去の常識が新しい価値観に上書きされていき、新しい価値観が常識になったかと思うと、すぐに新しい価値観による上書きが始まります。」
とのこと。
そして、これからどんな社会が訪れようとしているのか。筆者は「価値主義」が浸透してきている、と言います。
詳しくは是非本を手にとって欲しいのですが、私はこの本を読んで衝撃を受けました。勇気をもらいました。
というのも、巣鴨アドバンススクールという塾は日本のよくある塾とは違い、受験だ!進学だ!勉強しないと人生ダメになるぞ!という塾ではありません。
人が人を大事にする社会の構築のために、力をつけようじゃないか、という塾です。
もちろん、教えている内容自体は、ほかの塾と大差ありません。強いていうなら、アメリカにある塾なので、渡米してきた生徒たちは英語中心に、アメリカ生まれの永住生は日本語中心に学習しています。内容自体は日本の塾と大差ありませんが、その目的が違うのです。
ただ今後は、おそらく保護者からの需要も変わってくるでしょう。「ジェネラルに受験で勝てる力」「実用性のあるバイリンガルになる力」から「好きなことをとことん極める力」にシフトして行くかと思います。
そういう意味で、巣鴨アドバンススクールは、好きなことに出会える場所、やりたいことが見つかる場所、生徒たちの良きメンターとして機能していければと考えています。
2018年、こんなにウキウキしてスタートした年はありません。。。。と思ったのですが、毎年ウキウキでスタートしていましたね。
でも、本当にこの5年で社会は相当変わってきます。日本もセンター試験の廃止に始まり、これから大学受験を中心に本格的に変わっていくでしょうし、変わらなければ日本の教育界の未来はありません。
この本を読んで、私自身も、もっともっと自分が情熱を持ってやれることを突き詰めていきたいと思えました。原点を見つめ直すいいきっかけでした。
目指すは学習塾2.0!
そんなわけで、本年も職員一同どうぞよろしくお願いいたします。