先週、オレゴン州ポートランドから南に3時間ほど行った小さな町ローズバーグで銃撃事件がありました。
Umpqua Community Collegeという大学にて、10人の命が亡くなりました。
(参照:OPB)
正直なところ、わたし自身の反応は「またか」というものでした。
日本でいう人身事故のような感覚でした。
悲しいという気持ち以上に、またかというのが正直な感想です。
現地校に通う生徒たちに銃撃事件について何か議論はあったか、と聞きました。
すると、彼らの学校では先生は一切何も語らなかった、と。
ピーナツバターの話に終始しただの、普通の1日だっただの。
どこか遠い国で起きたかのような扱い。
オバマ大統領が就任してからアメリカ国内ですでに105件の集団銃撃事件が起きています。
そのうち10件以上に対して、大統領は会見を開いています。
「Somehow, this has become routine.」
「こんなことが習慣になってはいけないんだ」
と怒りをあらわにしたオバマ大統領。
「報道が習慣になり、わたしの会見が習慣になり、その後の議論も習慣になってしまっている。私たちはこういう事件に対して麻痺してしまっている。」
「テロリスト対策には膨大な予算をつぎ込むのに、銃に関しては微々たる予算しか使わない。」
「道路は安全のために直す。命のためにシートベルトを義務化、しかし銃に関しては何もしてこなかった。」
銃購入者に対してバックグランドチェックの義務化、これさえもできないアメリカ。
本当に根深い問題が潜んでいます。
93%のアメリカ国民がバックグランドチェックは義務化するべきだと思っているのに、それができない国。
(参照:NBC)
わたしはアメリカに住まわせてもらっている住民として、機会ある度にこれは訴えますよ。
バックグランドチェックは絶対に必要です!