限られた親子の時間:子供を信じて待つ | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

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アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

うちの子も

最近、色々と反応するようになり

たくさん笑うようになりました。


でも、笑っていたかと思うと

急に泣き出して、抱っこしてもらいたかったんでしょう

抱っこすると泣き止むんですよね。


こうやって親は鍛えられるんだなぁ、と思う昨今です(笑)


赤ちゃんの頃って

別にしゃべらなくても

歩かなくても、誰も何も焦りません。

親って、信じて待てるんです。

目に見えないことを、信じられるんですよね。



でも、これが大きくなるにつれ

お母さんお父さんたちは、子供のできない部分をとりあげては

あれがダメ、これがダメ、ってなりがちなんですよね。

信じて待つ、ということができなくなってきている。

これは現代病なのかもしれません。


世の中のことの多くが自分の思い通りになってきている昨今。

スーパーに行けば、食べたい食材が買えて

欲しいものがあれば、オンラインで何でも購入できて

そういうなんでも自分が思い通りにできるこの世の中で

待つということができない人が増えてきているのかな、と。



子育てって、自分の思い通りにはいかないものです。

それでも信じて待つんです。

子供が成長してくれる、と信じて待つ。

最善を尽くして、あとは待つ。

放置ではダメですよ。

でも、最善を尽くしているのであれば、それで良いんです。


そして、今のありのままの子供を受け止めてあげる。

ESL卒業してなくたって良いんです。

成績が悪かったって、良いんです。

家で勉強しなくたって、良いんです。


子供たちだって皆、本当は成長したい

勉強したい

もっともっと知りたいし、学びたい

心ではそう思っているんですよね。


でも、それを理解してくれる人がいない。

彼らの心の叫びを聞いてあげられる人がいない。


子供のことを信じて待つ。

これができれば、子供はすくすく育ちます。

少しずつかもしれませんが

親が気づかない程度かもしれませんが

確実に日々成長しているんです。


そのことを信じて待ってあげてください。

本当にあっという間に

子供は親元を離れていきますよ。


限られた親子の時間です。

短くても15年、長くても20年程度。

40とかで家に残られても困りますからね(笑)


この限られた時間を

ガミガミすることに使うのではなく

最善を尽くして、成長を信じて、待つ。

そういう時間にしてもらえたらな、と思います。


子供って親を鍛えてくれるんですよね。

親が子を鍛えるというよりも

子が親を鍛えてくれるんだな、って思います。