「習ってないからできません!」
最近、こういうセリフを生徒たちから聞くことが多くなりました。
習ってないからできない、もっともな意見のように聞こえますが
世の中って、習わないことばかりですよね。
習ってないからできないんじゃないんです。
受け身だからできないんです。
そんな受け身について、数学を通して解説いたしますね。
数学とか算数とか教えるときに大事なことって
答えはこうですよ、じゃないんですよね。
一つには
法則を自分で見つけさせることが大事なんですね。
先日も数学を教えていて
(x-2)(x+2)
という問題がありまして
公式に当てはめると簡単にできます。
でも、こういう問題を公式を教えずに自力で解かせます。
(x+5)(x-5) (x+8)(x-8)。。。
というふうに。
最初は面倒です。
公式を使わないので。
でも、やがて、生徒って気づくんです。
あ、これって、xを二乗して、数字を二乗しているだけですね、と。
そういうしかけも無しに
公式だけ教えて、こうなるんですよ、って教えている所がどれだけ多いか。
そうなると、数式って「教えてもらうもの」になってしまうんですよね。
生徒も受け身になります。
でも、世の中って教えてもらえることって少なくて
自力で吸収しなければいけないことのほうが多いと思うんです。
そして、何でも自力で解ける、とわかったら
受け身ではなく、積極的に問題を解ける自分になると思うんですよね。
そうしたら
「習ってないからできません!」
なんていうセリフは出てこなくなると思うんです。
受け身だから、そういうセリフなんですよね。
受け身では、人生損します。
何事も積極的に、人生を謳歌しましょう。