アメリカで重宝され日本で軽視されるもの | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

「先生!野球大会やりましょう。」

先日、生徒からこんな提案がありました。

私はこういう提案が大好きです。

主体的に、これやってみたいんです!

という提案は、どれだけ実現不可能そうでも

よし、やってみよう!と対応するようにしています。


ただ、野球に関しては

道具だったり野球をやれない子もいるので

他のスポーツではどうかな、と伝えました。


すると、しばらくしてから

「先生、ドッジボール大会はどうでしょう?」

と来たので、

ドッジボールなら、ボールとコートさえあれば良いですし

男女一緒にできますからね。

「よし、やろう!」となりました。




ドッジボールのルール作りから、

グループ分けの仕方、学年で分けるのか、男女で分けるのか

ゲームは何分程度なのか、早く終わってしまったらどうするのか。

色々と詳細を考えて来て、とだけ伝えました。



言い出しっぺは、色々と責任を負わされます。

しかし、その分だけ成長もできます。


こういう生徒からの提案は

日本ではなかなかありませんでした。

もちろん、塾は受験勉強だけをする場、

という日本とアメリカの塾の捉え方の違いもあるのでしょうが

やはり、アメリカ育ちの子のほうが、何事に対しても自ら積極的に提案をしてくる印象があります。

もちろん中には、この子は勉強したくないだけだな、という提案もあったりしますが (笑)



日本では

主体性=わがまま

と捉えられがちで

極力目立たないようにするのが日本でのサバイバル術。


逆にアメリカでは、主体性を発揮していかないと

サバイバルできないのかな、と思います。

アメリカでは重宝されるが、日本では軽視される。

それが主体性なのかもしれません。


そんな日本とアメリカの違いを考えさせる

生徒からの主体的な提案でした。

さぁ、ドッジボール大会、実現できるのかどうか

こうご期待です。

生徒達の動向を見守って行きたいと思います。