アメリカ育ちの日本人から見た読解問題 | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

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アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

こちらの永住生の子たちに

日本の読解問題に取り組んでもらうと

とんでもない方法で答えを書いてくることがあります。


読解問題で

問1 この後、たかし君はどうすることを嫌がったのでしょう

という質問があるとき

回答欄には

(       )こと、とあり

答えは、

(お花に水をあげる)こと

だとしましょう。


アメリカ育ちの子たちは

このように解答してしまいます。

(お花には水をあげたくなかった)こと

と(カッコ)の後の「こと」に二重線を引き、自分流に答えを書いてしまうのです。


これには、私もビックリしてしまいました。

いやいや、ここに線を引く権利は君にはないから!(笑)

しかも、質問に完璧に答えていないから!(笑)


こんな発想、今まで持ったことありませんでした。

日本で生まれ育った子たちには、なかなか発想できないことかと思います。

こんな所にも、教育の影響力ってあるんですね。

でも、本当に、カッコの後なんて、消したっていいですし

話の内容がある程度、理解していれば問題ないですよね。



子供たちからは、日々色々と学ばせてもらっています。