アメリカでのバイリンガル教育で気をつける3つのこと | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

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アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

巣鴨には色々なバックグラウンドの子たちが来るのですが

文章に英単語が混じってしまう子もいます。

「昨日、School Bus で Vitamins の powder に addicted した友達がいてね

powder は とっても dry だから

ゲホ!ゲホ!ってなったんだよぉ」と。


私は笑顔でその話を聞きつつも

これは頑張らないとな、と思った次第です ( ̄ー ̄;


アメリカに住むのなら仕方ない、と思う方も多いかもしれませんが

英単語が半分以上を占める変な日本語が横行しています。


これは英語がしゃべれない人からしたら

格好よく見えるのかもしれませんが

私が今までで会った本物のバイリンガルは

日本語も英語も、いっさい混じりません。


仕方ない、ですませていたら思考停止です。

思考停止しないためにも、色々と考えてみたいと思います。



こちらの子供たちは、常時、周りの方が注意をしないと

文章の中の英単語の割合がどんどん増えていきます。

しかし、頭ごなしに、英語を使わない!と言った所で

不可抗力でしょうから

アメリカでバイリンガル教育を行う上で

家庭で気をつけたい3点をお伝えします。



まず、1点目として

自分は英単語を混ぜて会話をしないこと、です。


子供に注意だけして、自分が英単語を混ぜていたら説得力も何もあったものではありません。


まずは、自分が英語と日本語をしっかりと使い分けることです。



2点目に

親子間の会話ルールの中に

なるべく英単語はいれない、という約束をすること。

この約束、ルールが大事です。

その理由もしっかり伝えましょう。

日本語と英語を混ぜて使った所で、通用する人は、その二つの言語を知っている人(アメリカに住んでいる日本人)だけということになること。

ちなみにこんな特殊な人はアメリカのごく一部の人のみです。


英語は英語、日本語は日本語、使い分けられる人が

賢さ、であり、格好よさ、であり人とコミュニケーションをとることだよ、と伝えましょう。



そして3点目として


日本語によるインプットをそろえておく、ということが大事です。


テレビでも、ラジオでも、本でも、漫画でも、何でも良いと思います。

とにかく日本語に触れる時間を増やすこと。


言語と言っても

親ができることは自分のことと環境の操作のみです。

子供を変えることはできません。


まずは

自分が英語と日本語を使い分けるように心がけること。

ルールの設定

そして、インプットを多くすること


この3点が子供をバイリンガルにする決めてだと思います。