飛び込み営業:リストバンド販売に見るこれからの教育 | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

先日の生徒との

やりとりで

「こんな問題、解き方教わってないから分かりません」

と言われてしまったので

私は、いつものことのように

「はいはい」

と流していると

絵を書いたり、数式を書いたりして

その生徒は勝手に問題を解いていました。


今までにも何度かこのような話をしてきましたが

最近の子ども達は

何もかも手取り足取り教えてもらうことに慣れているような気がします。

もちろんこれは大人の責任です。




話は少しずれますが

巣鴨アドバンススクールでは

東北被災地支援のために

このような物を売り始めました。

$みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事-リストバンド

一つ3ドルです。

こちらの売上げは

東北の方々に直接救援物資を届けている方々のところに届くそうです。

http://www.coslove.jp/kyuuen-shien1.html


大量のリストバンドが箱に入って塾に置いてあるのですが

生徒達が

「僕達が直接売ってきます」

と言って休み時間に教室を飛び出し

建物内に居る人たちに売ってきてしまいました。


先日の休み時間たった20分の間に10個を売りさばいてきました。

総売上げは30ドル。

あっぱれでした。

売り方なんていうマニュアルは無いにもかかわらず

「どうやって売ればいいんですか?」

と聞くまでも無く

とにかくやってみます

と挑戦する心

失敗を恐れない心

これこそ、これからの世の中求められる力ではないでしょうか。


そういう意味では

数学も、本来はこちらが手取り足取り教えることなく

失敗を恐れずに、どんどん挑戦してもらい

色々な方法を考えさせることが必要なのです。


家庭教育も含めて

教師の役割とは

指導することではなく

自分達で考える機会を与えることにあるのではないでしょうか。



そんなわけで

この調子で生徒達に

すべてリストバンドを売りさばいてもらいましょう ( ̄ー☆ (笑)