アメリカの教育:探求型の教育 | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

こんにちは。

金曜日です。

なんだか一週間が本当に短く感じる今日この頃です。


先日、近くの中学校で展示会があったので行って来ました。

みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事-中学校

やっぱりきれいな校舎ですよね。

生徒達にとっては当たり前のことなのでしょうが

おそらく予算もあり、レベルの高い学校でしょう。


昨今は不景気のあおりをうけ

学校の予算カットが続いているそうですが

これだけの施設があるだけでもすごいことです。

日本の公立中学なんて

30年前とあまり変わってない校舎ばかりですからね。

みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事-バナー


入り口近くにあるバナーに私は目をひきつけられました。

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日本の学校で

前半部分の「読書推進」はあったとしても

書くことの推進はまだまだでしょう。

ようやく昨今人気のある公立中高一貫の適性検査問題で

書く力が必要とされてきていますが

書くことの大切さが広まるにはまだまだ時間を要するでしょう。


展示物ですが

みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事-展示

本当にすばらしい作品ばかりでした。

展示物に貼ってあるエッセイも

よくこんなの書けるな、というハイレベルのものも多々あり

大学生も顔負けでしょう。


調べ物をして展示物にしあげるという知的探求型学習

この反対を行くのが

日本の暗記詰め込み方の学習です。

結局、片方だけでも駄目で

両方のバランスが大事なんだろうな、と思いました。

日本の教育も「ゆとり教育」でこっちに舵をきろうとしたのですが

変換による現場での混乱期を過ぎることなく

また舵を戻すことになりました。

このままゆとり教育が続けば、落ち着くべきところに落ち着くと思っていたのですが・・・

みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事


発泡スチロールなどで作られたお城です。

「こんなおもちゃ作ってないで、勉強しなさい」

と日本だったら言われそうですが

これだけやったら、お城のことは一生忘れないだろうな、と思いました。

こういうのを作る過程で、この時期の人々はどういう生活をして

どういった日々を送ったのか、そんなことを疑問に思い、調べながら作ったのであれば

机上で勉強するよりも随分と多くのことを学べたのではないでしょうか。



なんだか色々思うことがあり

収拾がつきません (笑)

学校訪問、これも来年は増やしていきたいと思います。


それでは皆さん良い週末を♪