髪きり職人:コミュニケーション能力の大切さ | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

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アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

先日、髪を切りに行きつけの床屋さんに行きました。


皆さん

床屋さんにとって、もっとも必要な能力って何だと思います?


髭剃りや髪をまっすぐに切ることもそうですが

もっとも必要な技術

それは「コミュニケーション能力」だそうです。


言われてみて、ものすごく納得してしまいました。

どんな技術をもってしても

それがお客さんの意に反しているのであれば、価値はありませんからね。


お客さんがお店に入ってきて

リクエストを聞く。

「この写真のようにして」

という人もいれば

「普通で」

という人もいる。


そういう数少ない言葉の中から

的確な質問を返して

お客様の心のリクエストを聞く。


その上で、その人の職業や年齢

着ている服装などからもヒントを得ながら、髪を切っていくのだそうです。


う~ん、奥が深いですね。

それと、床屋さんでは

割と短めに髪を切り、散髪10日後にちょうど良い髪形になるようにしている、とのこと。


つまり

「ちょっと切りすぎだけど、1週間くらいするとちょうどよくなるからオッケー」

なんて心で思っていた私は

まんまと床屋さんの手のひらで転がされていた、ということなのです(笑)


これからの時代、コミュニケーション能力は本当に大事なものになってきます。

それはどの職業についても必要な能力となるでしょう。

そういう意味で、日本の教育も

一方通行な講義授業ではなく

双方向の対話形式の授業形態への変化を余儀なくされていくのだと思います。