モモ:姿形を変える文学 | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

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アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

前にも紹介したことがあるかと思いますが

ここ最近、生徒たちと

児童文学の「モモ」を読みあっています。

モモ (岩波少年文庫(127))/ミヒャエル・エンデ
¥840
Amazon.co.jp

この本は、私が教材として使って、今回で3回目になりますが

毎回毎回、私自身気付く部分が違います。


もしかしたら、物語の「時間」っていうのは何か別のことをあらわしているのかしれない。

灰色の男もモモも実は、別々の存在ではなく

人間はその両方を兼ね備えているのかもしれない。

読むたびに姿かたちを変える文学。


おもしろい文学というのは何回読んでもあきないものですね。

モモの中でも

今の人たちは、一冊の本を読んでは次の本へと進み続ける。

楽しむことを目的とせず、ただ読むのをこなしたいだけなのではないだろうか

一冊の本でも、色々な味わい方があるのに、といったような内容がありました。


深いですねぇぇぇぇ。