算数のヒント:公式ではなく絵に頼ろう | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

いんいちがいち♪

いんにがに♪

いんさんがさん♪

いんしがし♪

・・・

日本語での学習というのは本当に便利なもので

掛け算も歌にのせて簡単に覚えることができます。


しかし、この歌で九九を覚えた生徒は

3×22は?

なんてふられると

えぇぇ、習ってないよぉぉ

となってしまいます。



さて、習ってないかもしれませんが

今まで習ったことを応用して問題を解けないものでしょうか。

地味な方法ではありますが

3こお団子が入った袋を22個描けば、答えはでてきます。

そんなやり方を知った子供たちは

「なぁんだ、そんなことでいいのか」

となり

それをやり続けることにより

いつの日か

この絵を描くのはなかなか面倒だぞ、となり

何かないかな、と疑問に思い始め

3×22は

3×10が二つと

3×2が一つを足したものである

というような法則を見出していくのです。



九九の歌

たしかに便利かもしれませんが

ただ覚えるだけでなく

イメージを頭の中に思い浮かべることが大切です。



だからこそ、巣鴨アドバンススクールでは

生徒の隙を見つけては、「それ絵に描いてみよう」と繰り返し指導しているのです。

そして、彼らが描いた絵を見ては

「いつも先生の絵の下手さを指摘するけど、●●も先生と同じレベルだね」

などと大人気ないことを言ったりもします(笑)


そんなわけで

算数の問題は、大半が絵を描けばとけるものです。

おうちでも実践してみてくださいね。


「お母さん、絵下手だね・・・」なんていわれないようにご注意を(笑)