小学校中学年への英文指導アドバイス | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

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アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

こんにちは。

英文法の大事さを私は何度もこちらで訴え続けていますが

今回は英文法なんて必要ないっていう話をしたいと思います(笑)

「教育とは矛盾である」

そんなことを言った初めての人が私であるかもしれませんが(笑)

小学校中学年以下に対して、文法を教えるのはどうかな、というのが自論です。


先日も複数のお母さんから質問されたことなのですが

だいたい小学中学年のお子さんをお持ちのお母さん達で

アメリカ滞在も1年から2年程度。

ちょっとずつ英語も上手になってきており

宿題も自力である程度こなせるようになってきました。


そして、やはり子どもの英文法の間違いが目についてきます。

三人称単数のSで合ったり、複数形のSであったり、あとは現在進行形であったり

色々と間違いは目立つとは思いますが


子どもの現状としては

とにかく周りからあらゆる言葉を吸収している状況でしょう。

色々と取り入れようとしているので

ある程度、頭の中は混乱状態になります。

そして、その大量吸収期間がすぎると

自然と整理整頓されていくのです。


ですので

目につく間違いをやたらめったら直されると

せっかく吸収したものを使おうとしている心にブレーキがかかってしまいます。

間違いを指摘されて良い気分になりにくいのは大人も同じです。


ですので

一週間にワンポイント程度の直しを繰り返し伝える程度でいいのではないでしょうか。

例えば、今週は、複数形だけ注意する、とか。

今週は、ing形をつけるときは、手前に am や is などをつけるよう指導する、とか。

一週間にワンポイント程度、文法を入れていくのが良いのではないかと思いました。



これは塾としても気をつけていることではありますが

100教えて10学んでもらうよりも

30教えて20学んでもらうほうが

意味があるのだと思います。


まとめますと

英語で書いたものに対して、事細かに直しを入れるよりも

一週間にワンポイントと決めて、子どもの英文指導をするといいのではないでしょうか。


こんなアドバイスを書けるのも

お母さん方の質問のおかげです。

ありがとうございます。


それでは、良い週末を。