私の昔からの知人の話ですが
彼は中学生の頃、日ごろ勉強していなかったために
目も当てられないような成績をとってしまったそうです。
それからというもの、彼は本気になって勉強しました。
しかし、親への反抗心からか
親の前では一切勉強している姿を見せませんでした。
親が自分の部屋に入ってこようものなら
勉強中でも隠してあったマンガを取り出して読むほど徹底したそうです。
そして、こっそり期末試験で平均95点を取りました。
さぞびっくりするだろうな、という期待のもと
テスト結果を親に見せると
親はびっくりしたものの
あれほど勉強していないのにそんな点数とれるわけがない
と本気でその子がカンニングをしたと信じたそうです (笑)
こんなにうまい話はそうそうないかもしれませんが
うちの塾に通っている年頃の男子達も
なかなか親には勉強している姿を見せていないそうです。
ほめられるのも嫌だし、勉強に関して何を言われても嫌だから・・・という理由らしいのですが。
そんなものだっけな、と自分の昔を考えてしまいました。
思い返せば、私も高校生の頃は、親に勉強しなさいといわれれば言われるほど
勉強したくなくなりましたし、嫌悪感を感じていました。
とにかく親が勉強に口出ししてくることが嫌で嫌でしかたなかったのです。
何故あの時嫌悪感を感じていたのか。
それは1つに、お父さんお母さんだってテレビ見てくつろいでるじゃないか。
という気持ちだったのかもしれませんし
親が自分を信じてくれていない、という気持ちだったのかもしれません。
これから勉強しようと思ってたのに!という気持ちだったのかもしれません。
今となっては分かりませんが
親から直接「勉強しなさい」と言うことが、あまり意味をなさないことだけは断定しておきます(笑)。