子供を大事にする塾の必要性 | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

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アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

日本にて駅前に塾が乱立し

○○高校○○名合格

などという看板を見るたびに

やけに冷めた目で見てしまうのは私だけでしょうか。


今のご時世、どれだけ有名な学校を卒業していようが

実力が無ければ重宝されず

高学歴→安定した収入

という図式が崩れている昨今です。


私は、生徒達に高学歴を目指すなとは言いません。

やはり高い目標を持ちそれにむかって努力する。

これは本当に大事なことだと思います。

ただ学歴というものが有名無実化してしまっており

○○大学卒業=実力がある

ということでは無くなってきています。


いい学校→いい会社→安定した収入

この図式が徐々に崩れ始めており

塾も○○高校○○名合格 というものが売り文句として使えるのも時間の問題だと思っています。


私の先輩も

「子供を大事にする塾が必要とされる時代がくる」

と言っていました。

大事にされた子供は、大人になっても人を大事にできる人材に育ち

そして、そんな人材こそ、社会にとって必要とされる存在となる、と。


先日も飛行機の中で

客室乗務員の方が

お客さんにただ飲み物を配るのではなく

留学ですか?がんばってくださいね。

という一言を伝えていました。

彼とお客さんの会話を聞いていて心が和んだのは私だけではないでしょう。

こういうお客さんを和ませる言葉はどこから発せられるかというと

それは、人を大事にする心なのだと思います。


人を大事にする人材こそ、この殺伐とした社会に必要とされる人材なのではないでしょうか。

今までの教え子の中でも有名校に進学する子や、名も無い学校に進学する子も居ましたが

人を大事にする人材の育って欲しいと、日々彼らのことを想っています。