学力より大切なこと:居てほしいと思われるような人に | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

先日とある生徒が不真面目な態度でクラスに悪影響を与えていたので

久しぶりに彼の目を見つめてこう伝えました

「先生は真剣に○○のことを教える。だから、○○も真剣に勉強してほしい」 と。

するとその子も反省し、姿勢を正してくれました。



私が繰り返しこのブログを通して伝えようとしていることに

「子供を想い、子供を意識する」ということがあります。

これは私の先輩から常々言われていることです。

ただ、子供を想う、と言ってもただやさしくすれば良い

という単純なことではなく

勉強をさぼっているのであれば、自由と責任を伝える必要がありますし

常識はずれで他の人に迷惑をかけているのであれば

それを教えてあげる必要があるのです。


常識を知らずに、他人に迷惑をかけ続けていれば

その子が損をします。

その子が社会という親が守ってくれない世界に入り込んだときに

常識を知らずに他人に迷惑をかけていれば、一生が台無しになります。

学力がどれだけあろうが、偏差値がどれだけ高かろうが、英語がどれだけぺらぺらであろうが

他人に迷惑をかけたり常識はずれな人は社会で必要とされません。



私の恩師がこんなことを言っていました。

世の中には3種類の人たちがいる。

居ない方がいい人、居てもいなくてもどっちでもいい人、そして居てほしい人である。

皆は周りの人から必要とされる人になってもらいたい

と。


学力ももちろん大切ですし、英語もできるにこしたことは無いでしょう。

ただ、他人に迷惑をかけたりしているようであれば

どれだけ力があっても「居てほしい人」にはなりにくいのです。

勉強ができない人をバカにしたりする人、他人の悪口ばかり言っている人

こういった人も「居てほしい人」には入らないでしょう。


子どもの時に他人を思いやり迷惑をかけないよう、大人がしっかり伝える必要があります。

伝えることにより、本人が周りの人に迷惑をかけている、嫌な思いをさせている、という自覚ができれば

その子は同じようなことをせず、一生涯得をするのですから。

塾生にも、周りの人たちから必要とされる人材へと成長していってもらえればと常々思っています。