先生の想い:映画の楽しみ方を変えてくれた一言 | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

今日は暖かい日になりました。

っていうか、暑いですねぇぇ。


先週末、私は映画を見に行っていました。

映画館に足を運ぶたびに、必ず思い出すのが、尊敬する大学教授の話です。

その先生は、大学一厳しいということで有名な政治学の先生なのですが

出す課題の読書量は、1日2時間以上

読むだけでなく、調べ物、ディスカッションもさせ

試験も、暗記だけのものではなく

インクラスエッセイという、クラス内でのエッセイ形式のテストだったのですが

アメリカで生まれ育った生徒でも2時間3時間書き続けて、やっとBがもらえるようなテストでした。

それこそ、「先生、僕はこの学期にこのクラスだけとっているのではありません!」

と言いたくなる位、やることが多かったのです。


そんな厳しい先生でしたが

私を含めた留学生を家の食事へ呼んでくれたり

英語での勉強なんて大変でしょう?と色々と心配をしてくれました。

「先生のクラスで大変なだけです」と冗談を飛ばしあえるような仲でした。


そんな信頼していた先生だからこそ

今でも心に残っているのでしょうが

こんなことを言っていました。

「私は映画館に行くのが好きなの。映画の良し悪しではなく、映画館という非日常的な空間で時間をすごすこと自体が贅沢。だから、映画を楽しむだけでなく、あの空間も味わうとより充実した時間を映画館で過ごせるわよ。」

と。

授業で映画の話があがったときでした。

何気ない一言でしたが、私の映画の楽しみ方を変えてくれた一言でした。


このように、先生の発言の影響力は大きいものがあります。

しかし、どんな先生でもということではなく

本当に生徒を想い大事にする先生の発言こそ

影響力が大きいのだと思います。


私も、彼女を見習い、生徒を大事にし

そして、大量に宿題を出す先生でありたいと思います(笑)

もちろん、生徒の力量に合わせてですが。


今週末 3月7日(土)お母さんのための勉強会です。
10時~11時30分
(すいません、前回の記事で11時からと書いてしまいましたが10時からとなっております。ご迷惑おかけして申し訳ありません。)
内容としては、基本的に家庭における日本語教育について、となっております。
まだ席に余裕がありますので、お気軽にお問い合わせください。
ホームページ にあります、メールアドレスへメールか、電話にてお願いいたします。