ちょっと一言:面談の妙 | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

最近は、学力テストの結果がでましたので

徐々にお母さんたちに塾に来ていただいて、面談をしているのですが

これが本当に楽しいんですね。


特にお子さんが変化してきて成長している様子などを聞くと

非常にうれしいですし


重箱のすみをつつくようにお子さんのあら捜しをするお母さんたちに

でも、これができていなかったのがこれだけできるようになったんですよ、と伝えると

お母さんもうれしそうにしてくれたり



今思えば、日本の塾で行われていた

不安をあおって、それをビジネスにしていく、と上から指導されていた面談はなんだったのかと思うわけです。

あれができない、これができない、まだまだですね。

このままでは、どんどん遅れていきますよ。

他の子はこれだけ勉強していて、このままでは日本への帰国は相当厳しいものになるでしょう。

だから、夏期講習ではこれをとりましょう、あれをとりましょう。

そうやって不安をあおり、授業をとらせる、申し訳ありませんが、こんな塾には、皆さん要注意です。



もちろん、私も時には厳しい現実をお伝えすることもあります。

必ず現在の地点を把握しなければ

目的地に着けないのと同じで

しっかりとお子さんの現時点での学力を見た上で、どうすれば目的の学力にまで到達できるかを考えなければなりません。



そして、実際に現実というのをいまだに分かっていないお母さんが多いのは事実でしょう。

ま、なんとかなるでしょ、と。

その楽観さは悪いことではないのでしょうが

現実を無視した楽観さは、子どもたちを時に危険な状況へと導きます。


そのためにも、学力テストなどで

しっかりと現在の位置を確認する必要があるのだと思います。

確認して、特に問題がなければ安心ですし

たとえば、国語の問題がまったく理解できていない、となれば

早めの対策で改善すれば良いだけなのですから。



巣鴨アドバンスは、現実を伝えたうえで、お子さんにとって最良の方法を提案いたします。

そのせいか、体験授業を受けてから、普通は、一週間以内での入塾、もしくは入塾お断りということが大半なのですが

3ヵ月後に入塾なんてこともありました(笑)


それでは、引き続きお母さんたちとの面談が続きます。

先は長いです・・・(笑)