私は夜お風呂に入るときもあれば、朝の時もあるのですが
今まで
シャワーを浴びてからひげを剃っていました。
すると、換気扇が弱いのか
バスルームの鏡が曇ってしまい、自分の顔が見えにくいために
髭剃りが少しやりにくくなってしまうのです。
面倒だなぁ、と思っていたのですが
ある日、思いつきました。
髭剃りをシャワーの前にすれば、鏡は曇っていないじゃないか!と(笑)
まぁ、こんなことはどうでもいいことなのですが・・・
何が言いたいのかといいますと
「順序の大切さ」です。
私の先輩も
「鼻をかんだちり紙で、お尻をふくのはまだ許せるが
お尻をふいたちり紙で、鼻をかみたいとは思わない」と(笑)
すいません、少し下品な話ですが・・・
皆さん、お尻の話で笑っているかもしれませんが
全く同じ価値の無いことが教育という現場で帰国生に対して行われているのです。
どういうことかといいますと
順序が逆
な教育を受けている帰国生が多いのです。
最近は、塾生のお母様がたの口コミにより(本当にありがとうございます)
色々なお母様がたに説明を聞きにきていただいているのですが
話を聞いていると、「宿題を終わらせることが最優先」という考え方のお母様があまりにも多い。
宿題に取り組んでいれば英語力があがるのではありません。
英語の基礎力をつけてあげれば、おのずと宿題をやれる状況になっていくのです。
これでは、私の帰国生時代から何も進歩がありません。
(参照:自己紹介
)
宿題は、終わらせることが目的なのではなく
それをもって達成感を得たり、自分の成長を感じたりするためにものなのですから。
(参照:異常な状態を異常と思わない
、現地校の宿題の手伝い方
、自信へのつなぎ
)
では、巣鴨では何をどうしているのかというと
当たり前のことを当たり前に進めているだけです。
小学校高学年であれば
日本の中学生が使う教材を使用し、英検3級レベルの英文法と単語をしっかりと学んでもらう。
これができるようになれば、小学校や中学校でも、単語力さえつければ、なんとか食らい付いていけます。
高校生であれば、最低でも英検2級レベルの知識を蓄えてもらい、単語力も日々増やしてもらう。
なんのマジックもありません。
当たり前すぎて、なぁんだ、そんなことか、と思われてしまうことでしょう。
ただ、その当たり前のことが今までないがしろにされていたのは事実なのです。
当たり前のことを当たり前にやる。
そうしてこそ、初めて自分で宿題に取り組める基礎ができあがってくるのです。
一瞬にして現地校の宿題に取り組める魔法なんかありません。
それでも、宿題を終わらせないと!
という気持ちのお母様。
宿題ができずに、学校の成績が下がると何がおきるのでしょうか?
よぉく考えてみてください。
できる宿題をやらないのは、問題ですが
できない宿題をできなくて、何が問題なのか。
小学1年生の子にたいして、高校数学の微分積分の宿題がだされて
「この宿題、私も手伝うから最後までやりなさい!」なんて言うのでしょうか?
小学3年生の子に対して
ドストエフスキーの「罪と罰」が課題図書として与えられ
「私が読んで質問に答えておくから、その答えだけ書いておきなさい」なんてお母さんは子どもに言うのでしょうか?
なんだか、おかしいと思いませんか?
宿題をやっていれば、英語力がつくのではなく
英語の文法を学び単語力をつけていけば、おのずと宿題はできるようになるのです。
それでは、皆さん、良い週末を。