今の自分はどこにいるのだろう?:指標少なき帰国生たち | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

こんにちは。

皆さん、週末はいかがお過ごしでしたか?

私は、体を冷やしてしまい、少し熱っぽかったので、大事をとって家で休養をとっていました。

と言っても、いつものように小説を読み漁っていたのですが

町の散策はしなかったので、良しとしましょう(笑)


ただ、体調が悪くなれば、お医者さんに行きます。

風邪を治すのはあくまでも自分なので

今の自分の状況はどんなものなのかを知るためにお医者さんに行きます。

そこでただの風邪です、と言われれば安心できますし

人間は、どんな状況であれ、自分の状況が明確になれば、安心できるのではないでしょうか。


それと同じく

うちの塾生、特に英語を中心に進めている生徒たちには

今のレベルは日本の中学1年生くらい、今は高校終了レベルなどと今の自分の位置を明確にさせています。

なぜなら、どれだけ英語を頑張っても、なかなか現地校での実感は少なく

努力が本当に身に付いているのかが分かりにくいからです。

そして、生徒たちも、自分の位置が明確になると

今は中1の半分以上終わったから、あと一ヶ月で中2レベルの教科書にいけるように頑張ろう!となります。


このように、自分の位置が明確になり、君の歩むべき道はこれだよ、と伝えると子どもたちもガゼンやる気がでてきます・・・・

・・・・いや、例外ももちろん多々おりますが(笑)

ただ、一つだけ言えることは

大人が子どもに「頑張りなさい!」と言ったところで、効果は期待できません。

子どもも頑張るべきことは分かっているからです。

分かっていてやらないのです。



そこで、大人ができることとして

尻をたたくばかりではなく

今の君のポジションはここ

君ならここもいけるし、あそこもいけるよ。

と伝えると、子どもは能動的に頑張ろう!と思えるものなのではないでしょうか。




人を無理やり頑張らせるのではなく、環境を整えてあげる。

そうしたら、後は伸びる伸びないは本人の意思によるのだと思います。


なげやりな言い方かもしれませんが

私たち大人ができることは、環境を整えてあげて、あとは子どもたちを想ってあげることくらいなのではないでしょうか。

私の先輩はこう言っていました。


「速く育てと、肥料を大量にあげても、

雑草が速く育ってしまうだけだ。

それよりも、周りの雑草を抜いてあげるだけで

植物は自然と育つ。」
と。


そんなわけで、今週はサンクスギビングなので

受験生を除いて、水曜日から日曜日まで塾もお休みになります。

そして、ブログ愛読者(?)の方々には申し訳ありませんが(笑)

このブログも来週の月曜日まで更新はありません。

いつも、長文を読んでくださり、本当にありがとうございます。

しっかりネタを溜め込んで、更に皆さんにとって有益なブログにしていければと思っています。


それでは、皆さん

良いサンクスギビングを。