日本人なの?それともアメリカ人なの?:2つの言語を通して自分を表現する帰国生 | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

最近は、晴れが続いています。

やはり太陽がでると気持ちがよくなりますよね。


私は先日、アメリカ現地校の授業見学のために塾生が通っている小学校をたずねました。

前にも言いましたが

(参照:現地校訪問にて感じたこと:トラウマ

生徒たちの塾以外での一面を知ることにより、より彼らのことを理解できるのと

また、アメリカの算数の授業は日本のと何がどのように違うのかを知るためでした。



まず、私は生徒たちに誘われるがままに、「リーセス」と呼ばれる外で遊ぶ時間に

4スクェアと言うボール遊びをしました。

実は、私が小学生の帰国生時代にもしていたことがあり

その当時を思い出しながら、身の上を忘れ、本気モードでやっていました(笑)

生徒たちからも「Mr.Mitonoyaはうまいねぇ!」との声があがっていたので

私も調子に乗り、いつも以上に頑張っていると

最後には必ず落とし穴はあるもので

遠くにあるボールをダイビングのような形で返そうとしたら、思ったとおりに体が動かず

バランスを崩し、手を突いて、コンクリートの上でずっこけてしまいました(笑)

手はすりむき、ひざを打ち、かっこ悪い姿を見せてしまって、なさけないやらなんやら。

でも、小学校以来でした、手をコンクリートですりむくのは。

なんだか、本当に懐かしいひと時でした。


その最中も、生徒たちを見ていたのですが

本当に楽しそうで、日本語よりも上手な英語で会話する子、無口ながらも一生懸命ジェスチャーと限られた言語でコミュニケーションをとろうとする子などなど、生徒たちの現地校で頑張っている姿を見て、

彼らも英語の世界で頑張っているんだな、と改めて感心してしまいました。


常に2つの言語を駆使して自己表現をせまられる帰国生。

彼らが日本に戻ると、日本語でしか自分を表現できないために

自分の全てを分かってもらえているという安心感がどうしても薄くなってしまうそうです。


英語でも、日本語でも、彼らが持っている両方の「自分」を分かってあげられる大人の一人でありたいな、と思った学校見学でした。

それでは、皆さん良い週末を。