生徒たちの成長 | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

「学校(現地校)の先生に言われたこと・・・一つだけなんだけど分かったんだ。

この前覚えた単語が使われてて、だから分かった。」

と。

アメリカにきて間もない生徒からのうれしい報告でした。



塾の補習時間で現地校の宿題を行っている生徒には

必ず、宿題を終わらして「終わり」なのではなく

宿題の中からいくつか覚えるべき単語を選び、それを覚えてから帰させるようにしています。



宿題に取り組み、単語を覚え、英語の授業では日本語で文法を習う

この循環の中で

少しずつですが

生徒は上達していき

そして、本人も自分の成長が自覚できるようになってくる。



一般的に、帰国生の学習用英語レベルが現地の生徒に追いつくのは

5年

と言われています。


それも、幼稚園から現地校に通い5年です。

小学校高学年で来た場合は、これが更に伸びてしまうのかと推測します。

そんなことを言っても、一年ほどで流暢に英会話を駆使している生徒さんもいます。

しかし、どれだけ流暢に英語をしゃべっていても、書く力、読む力などは、見た目では判断できません。

単なる英会話ではなく、学習用英語となると、現地の生徒に追いつくには時間がかかります。



巣鴨アドバンスの目標としては、この5年と言われているものを、まずはその半分以下の2年に縮めることです。

もちろん、学年によっても違いますし

生徒の環境や、動機についても多少の前後はあるかとは思います。

そして、無理やり高い目標を持たせて、生徒を苦しめては本末転倒です。


しかし、周りの大人や先生が、その生徒を意識し、大事にし、適切な指導を施していけば

5年もかかるわけがないと確信しています。


生徒には動機付けのために、このように声をかけています。

「2年間でアメリカの生徒たちをギャフンと言わせてみよう」

「自分を信じて、負けなければ、絶対に目標は達成できるよ。」

「どうせやるなら、ナンバーワンを目指そう。」と。