現地校の宿題:5年生算数指導法 | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

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アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

う~ん、本当にいつになったら雨が来るのでしょうか。

ここまで晴れが続くと雨が降ってほしくなってしまうものです。


実は、私が育った家では、雨が降るとテレビゲームをして良いというルールがありました。

ですので、雨が降っていると、ワクワクしたもので

その記憶がまだ残っているのかもしれません。



今日は先日、補習時間に現地校5年生の算数の宿題を手伝ったので

その手順を皆さんと共有したいと思います。


1 宿題の問題全てに目を通す
2 宿題の目的・目標は何かを把握する
3 その目的達成のためには、何を手伝って何を手伝わないかを決める


この三つになります。

まず最初の、宿題の問題全てに目を通すというところですが

これは、何においても大事なことです。

最初から一文一文を訳して教えるのではなく

まずは、全体を把握することが大事です。


そして、その後は、この宿題の目的を探します。

その目的を生徒に伝えると、それを学ぼうと意識をします。


ちなみに、生徒が持ってきた宿題は

「square」=二乗 「prime number」=素数 「factor」=約数 などを学ぶためのものでした。

この単語が何回もでてきていたので、これを学ばせたいのだなと理解しました。


ついでに、その生徒さんはこちらにきてまだ間もないので

「sum」=和 や 「multiple」=積 などの意味も教えて、覚えると得だよ、と伝えました。

その宿題はこれらの意味が分かっていれば解けるものでしたのでしたので

あとは、本人に任せました。



というように、こちらが全ての文章を訳して、宿題を手伝う必要はありません。


宿題の目的は何か。

その上で、どの単語の意味が分かっていれば解けるのか。

それが把握できれば、あとは単語とその意味を書き出して、

それを参考に宿題を進めさせるだけなのです。


これは、あくまで算数の宿題に限ったことですが

他の教科でも、宿題の目的は何か、その目的達成のためにはどうすれば良いのか、という視点で教える必要があります。



あくまでも、宿題の最終的な目的は

生徒に自分自身への自信を持ってもらう、ということです。


そのことを意識して、家庭でも宿題をお手伝いしてあげてください。