テスト前の適切な助言:自分の実力をだしきること | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

日本に帰国後、多くの友人に会う機会があり

徐々にですが、このブログの存在も知られることとなりました。

そして、知られれば知られるほど、何が気になり始めるかというと

その評判です。


自分が書いていることは、通じているのだろうか。

理論的に納得がいくのだろうか。

書いていることに、偏った情報だけのものはないだろうか。

このように、どうしても周りの目が気になり始めてしまうのです。



すると何が起きるかというと、うまく自分自身を表現できなくなります。

書くことにも自信がなくなり、どうしても弱腰になってしまいます。


周りの目、つまり結果が気になり始めると、自分の力を出し切れなくなるのです。



私は学生時代、テスト、プレゼン、スピーチの前には先輩にこう言われました。

結果を考えるのではなく、自分の全力を出すことだけに集中しなさい、と。



結果を考えると、余計な緊張感がでてき、

その緊張感が自分の力を半減させます。

いざ本番という時、私たちは何ができるのかというと、全力を出す以上のことはできません。

80点しかとれる実力がないにも関わらず、100点をとることは無理なのです。

それなら、がんばって結果を出せ、と周りが無茶な注文をするよりも、自分の実力を出し切ってきなさいと伝えたほうが理にかなっています。

結果を考えるのではなく、己の全力を出すことを考える。



私も、このブログを書くことから、改めてそのことを学びました。

周りの目を気にするのではなく、自分が伝えたいと思うことを素直に書き下ろす。

文才があろうが無かろうが、理論的にいっていようがいまいが、私は私の実力以上のことは書けないわけなのですから。


皆様もお子様のテスト前などは、こう伝えてあげてください。

“結果を考えるのではなく、自分の実力を出し切ることだけ考えて” と。

生徒は安心して、自分の実力を出し切ることに集中することでしょう。