先日、数ヶ月ぶりにうちの祖母に会う機会がありました。
相変わらず、自分の忘れやすさを卑下していましたが、元気そうでなによりでした。
うちの祖母はどうしても自分を責めてしまう癖があります。
そして、それは誰にでもありがちな癖なのではないでしょうか。
特にマジメな生徒に限って、他人を責めず自分を責めます。
大抵の場合は、生徒ではなく、周りの大人がそうさせているのですが。
例えば、テストが返却されたときに、こんなことをお子さんに言った覚えはないでしょうか?
なんで、こんな点数なの?
計算ミスばかりして!
テレビばっかり見ていたからでしょう。
というように過去を見させ、子どもを責めても、お互い不快感しか残りません。
それよりも、
これで満足なのか。
次はどうしたいのか。
そのためには、どうすればいいと思うか、などと彼ら自身で考えさせ、行動に移しやすい環境を提供すれば良いのです。
悪い点数をとってきて気分が良い生徒など一人もいません。
誰も、できない自分でいたい、などとは思っていません。
本心はもっとできる自分になりたい、もっと勉強できる自分になりたいと思っているのです。
次へ次へ。
前へ前へ。
われわれ大人が、このように生徒と接していけば、彼らも常に前を向く姿勢が確立していきます。
そして、前を向き始めれば、テストの結果は、自分を責める材料ではなく、次へのステップになるのです。