祖母との再会:過去ではなく未来をみること | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

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アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

先日、数ヶ月ぶりにうちの祖母に会う機会がありました。

相変わらず、自分の忘れやすさを卑下していましたが、元気そうでなによりでした。

うちの祖母はどうしても自分を責めてしまう癖があります。

そして、それは誰にでもありがちな癖なのではないでしょうか。



特にマジメな生徒に限って、他人を責めず自分を責めます。

大抵の場合は、生徒ではなく、周りの大人がそうさせているのですが。


例えば、テストが返却されたときに、こんなことをお子さんに言った覚えはないでしょうか?

なんで、こんな点数なの?

計算ミスばかりして!

テレビばっかり見ていたからでしょう。

というように過去を見させ、子どもを責めても、お互い不快感しか残りません。



それよりも、

これで満足なのか。

次はどうしたいのか。

そのためには、どうすればいいと思うか、などと彼ら自身で考えさせ、行動に移しやすい環境を提供すれば良いのです。


悪い点数をとってきて気分が良い生徒など一人もいません。

誰も、できない自分でいたい、などとは思っていません。

本心はもっとできる自分になりたい、もっと勉強できる自分になりたいと思っているのです。


次へ次へ。

前へ前へ。


われわれ大人が、このように生徒と接していけば、彼らも常に前を向く姿勢が確立していきます。

そして、前を向き始めれば、テストの結果は、自分を責める材料ではなく、次へのステップになるのです。